我が家に授かった第3子。すでに障害児2人を育てる母の所信表明
障害がある2人の子ども…お兄ちゃんになります!
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小学1年生の長男と、年長の次男はそれぞれ発達障害と知的障害があります。
2人の障害児がいる4人家族の我が家。春を間近にして長男の特別支援学校進学が決まった頃、我が家に大きなニュースが…私が3人目を妊娠したのです。
「いつか3人目ができてもいいよね、まあ授かりものだからできなくってもいいけど。どちらでも。」
そんなことをたまに話してはいたものの、「3人目」についてはなんとなく強く意識することを避けていた私。
実は「欲しい!」思っていたタイミングにはなかなか授からずに残念な思いをしたので、あまり考えないようにしていたのです。
しかし30代半ばに差し掛かり、もう子どもはできにくいかなと思っていたところに嬉しい嬉しい出来事でした。
障害児の親同士だから言える、率直な本音
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身体的に辛い妊娠初期を経てようやく安定期を迎えたある日、長男と同じ支援学校のママ友とお茶をしました。
その方には先天性の遺伝子疾患があるお子さんと健常のお子さんがいます。
支援学校のママ友とは変に気を遣い合うことや探り合うこともなく、話していて心から楽しいと思える関係です。そんな仲だからこそ、ママ友が私に言いました。
「でも偉いよね。上に2人障害児がいたら、もう下の子産むことは考えられないかも。」
…確かに!!
私はそこではじめて「上の子2人が障害児で、更にもう1人って、世の中的には無謀かも」と気づいたのです。
障害児2人の子育てを経て感じること
世の中的には、世論的には「無謀」な気がするこの【3人目】ですが、実は私にとってはそうではなかったのです。
お腹の子を妊娠してからというもの、上の子2人のときには芽生えなかった気持ちが毎日湧いてくるのです。「どんな子でも、本当にどんな子でも大丈夫だから、生まれておいで」
毎日毎日そんな気持ちに溢れています。
私はまだ短いながら上の2人の子育てを経て、「障害があろうと我が子は可愛くて自分の命より大切だということ」を実感し「どんな子でも任せとけ、バッチ来いや」と言う謎の自信が付いてしまったようなのです。
あんまり大したことはできないし、どうせ大したものも遺せないだろうけど、愛情だけは自信がある。サポートし尽くす用意もある。元気があればなんでもできる。
イジイジした性格の私でしたが、障害のある2人の子育ては、いつしか私を肝っ玉に育て上げてくれたようです。
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「大丈夫よ!どんな子が生まれても3人とも育て上げる!別に健常児でもOK!私ならイケる!」とママ友にガッツポーズをする私。爆笑しながら「確かに!」と応えてくれるママ友もまた、「そういえば以前私たち夫婦もね、もう1人同じ障害の子が欲しいって言ってたな〜。」と語ってくれました。
誤解を恐れず言うとすれば、障害児のおかげで親は大きく育てられ、人生も心もどんどん豊かになっていく気がしています。
「世の中に生まれる障害者の人数が決まっているのなら、どうぞ遠慮なく我が家へおいで!!」肝っ玉のビッグマウスはとどまることを知りません。
どんな子でも生まれておいで!
優生思想の世の中において、このコラムを書くことでバッシングを受けるかもしれません。妊婦のお花畑、兄弟の身にもなれと言われるかもしれません。
それでも私は「どんな子でも生まれておいで!」と大きな声で言いたいです。そして、これから出産される方にも「生まれてきた子がどんな子でも大丈夫よ。」と伝えたい。
生まれる前から過剰に心配したり、生まれてから絶望の淵に立ったり…それも大切な時間だとは思うけれど、そのトンネルは必ず抜けるし仲間もお友達もできる。日本の医療は充実しているし、海外に劣るとは言われていてもちゃんと支援は受けられる。熱意を持って接してくださる専門家がいる。
そして日本人はなんだかんだ結局優しい。だから障害のある子どもが生まれてくることをそんなに怖がらなくても大丈夫よ、と親となる方々へ伝えたいと日々感じるのです。
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ちなみに、「どんな子でも生まれておいで!」という気持ちに一片の曇りもありませんが、
あわよくば鼻はパパに似て欲しいなと願っていることだけは一応お伝えして、コラムの結びとさせていただきます。
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