子育て情報『ビジョントレーニングとは?「見る力」と学習障害との関わりは?具体的なトレーニング法をご紹介します』

2017年5月31日 17:50

ビジョントレーニングとは?「見る力」と学習障害との関わりは?具体的なトレーニング法をご紹介します


そもそも「見る力」ってどういうこと?

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「見る力」すなわちビジョンとは、いわゆる視力のことを指しません。私たちが「ものを見る仕組み」のことです。

ビジョンとは、視力に関係する機能よりはるかに幅広く複雑なものです。「ただ単にものを見る」ための視覚のシステムは生まれたときにはほぼできあがっていますが、ビジョンは発達とともに身についていくものです。

私たちは、運動や学習、生活の場面などあらゆる場所で目を使っていますが、ビジョンは大きく分けて「眼球運動」、「視空間認知」、「目と体のチームワーク」という3つの構成要素があります。

ものを目で追ったり、視線をすばやく動かしたり、両目を寄せたり離したりするのが眼球運動のはたらきです。このはたらきは「入力」の部分にあたり、目の動きが適切に行えることで、情報をくまなく目から取り込むことができます。

眼球運動には、さらに3つの種類があります。

◇「追従性眼球運動」…見ているものの動きに合わせて滑らかに、動いているものと同じ速さで眼球を動かすことです。

【例】
・本に書かれた文字を目で追う
・動いているものを目で追う
・ひとつのものに焦点を絞って見つめ続けたりする

◇「跳躍性眼球運動」…一点から別の一点へ視線をすばやくジャンプさせる眼球運動です。この眼球運動は、多くのものの中から必要な情報を早く、正確に見つけるために必要なはたらきです。

【例】
・黒板とノートを交互に見る
・人ごみの中から探している人を見つける
・本を読む際、次の行に移る

◇「両目」のチームワーク…私たちは両目を使うことにより物の距離感や立体感をつかんでいます。その時、対象物に焦点を合わせるために、ものとの距離に合わせて、右目と左目の視線を変化させています。

【例】
・近くのものを見るときには両目を真ん中に寄せる
・遠くのものを見るときには両目を離す
これら3つの眼球運動が正しく機能することにより、情報を目から取り入れる「入力」という第1ステップが完了します。

第1ステップで「入力」された視覚情報は脳へ伝わり、「情報処理」という第2ステップへと引き継がれます。この情報処理のことを視空間認知と言います。

視空間認知は、目から入った情報を脳で把握する能力です。空間の一部ではなく、全体像を把握するはたらきがあります。

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