“おやつの飴”も発音訓練用アイテム!?親子で言語トレを楽しく続ける永久保存版テク
前回、無事発音がきれいになるまでをお話しましたが、今回は、私が娘と療育の先生にレクチャーいただいたおうちでできる、ことばの訓練方法に実際に取り組んだ話を紹介したいと思います。
広汎性発達障害のある娘は、「さしすせそ」の発音がとにかく難しかったです。
本来、「さしすせそ」の発音をするとき、舌は、下の前歯の裏にあり、息を「すぅ~」と、上下の歯の隙間から吐くようにします。
しかし、発音が正しく出来ない子の多くは、舌に力が入り、舌の位置が正しくないようです。舌の力を抜き、吹くように息を吐く…。
一番近いのは、「静かに」と口の前に人差し指を立てて、「しーっ」というときの吐き方。この方法をすると「し」だけは、きれいな発音になりやすいです。
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しかし、会話の聞き取りや理解がまだまだ出来ない娘に、舌の位置や、息の吐き方…というのを、言葉だけで教えるのは思った以上に難しい。
そんな時に使えるのが、平たい棒付きの飴!ペロペロキャンディー!
この飴を舌の上に乗せ、上の歯と下の歯で挟み、息を吐きます。
舌を飴と一緒に挟むことによって、舌が奥に引っ込まないようにすることが出来ます。これを何度も繰り返します。
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娘の場合…聴覚からの情報収集が苦手。
耳から入る「さ」と「た」の違いがわかっていないようだったので、言語の先生から、「先にひらがなを書くことを覚えましょう!」と言われました。
ひらがなを書く訓練をすることで、「さ」という文字と、「た」という文字の形を覚えさせ、それぞれが別物だということを理解させるようにしました。
書くことに、思った以上に興味を示した娘。「さしすせそ」も「たちつてと」も書けるようになり、耳から入る言葉については、それぞれが別のものだと理解したようでした。
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我が家流の遊びとして、取り入れてみたこと
耳から入った「さ」と「た」を区別できるようになった娘でしたが、自分で言うと、「さしすせそ」は、「たちつてと」になっていました。
しかも、本人は言えていると思っているため、自分の発音に耳を傾けることが必要になってきました。
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そこで私は、カードでポーズ遊びを作りました。「『さ』ポーズ」と「『た』のポーズ」をカードにし、娘にどちらかを言わせます。
『さ』のカードを選んだ娘が、『さ』を言うことが出来ず、「た!た!『た』のポーズ!」と言います。
私は、聞こえたまま『た』のポーズを取ります。すると、『さ』と言っているつもりの娘は、「ちがうよ!た!た!」と訂正します。
その時に「え~…『た』に聞こえたよ~?」と言い、自分の発音を気にかけるきっかけを作ります。
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娘が、もう『さ』と『た』の違いを理解し、自分の発音に意識を向けさせることが出来たら、あとは繰り返すことだけ!
しつこく言わせたりして、娘が発音を嫌がってしまっては、逆効果。
厳しく発音を訂正したりしないように、気を付けます。日々の生活の中で、『さしすせそ』の言葉に触れ、さりげなくたくさん発音させます。
発音が間違っていても、指摘はさらっと。
しつこく言い直させることはせず、気持ちとしては、「気が向いたら覚えといてね~」という軽い感じを心がけました。
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娘が言葉が出始めた3歳ごろから、5歳まで向き合ってきた発音。
現在、6歳(小学一年生)の娘は、きれいに『さしすせそ』が発音できるようになりました。
私の方法が正しかったか…。
でも、大切なのは、目標に向かって、我が子と一緒に歩んできたということ。
一緒に訓練して、どうすれば良くなるか?を考えながら模索しながらやってきた。私と娘にとっては、なくてはならない重要な時間でした。これからも私は、こうやって一緒に寄り添って歩いていきたいと思っています。
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言語訓練の先生から習った、おうちでの訓練方法
広汎性発達障害のある娘は、「さしすせそ」の発音がとにかく難しかったです。
本来、「さしすせそ」の発音をするとき、舌は、下の前歯の裏にあり、息を「すぅ~」と、上下の歯の隙間から吐くようにします。
しかし、発音が正しく出来ない子の多くは、舌に力が入り、舌の位置が正しくないようです。舌の力を抜き、吹くように息を吐く…。
一番近いのは、「静かに」と口の前に人差し指を立てて、「しーっ」というときの吐き方。この方法をすると「し」だけは、きれいな発音になりやすいです。
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しかし、会話の聞き取りや理解がまだまだ出来ない娘に、舌の位置や、息の吐き方…というのを、言葉だけで教えるのは思った以上に難しい。
そんな時に使えるのが、平たい棒付きの飴!ペロペロキャンディー!
この飴を舌の上に乗せ、上の歯と下の歯で挟み、息を吐きます。
舌を飴と一緒に挟むことによって、舌が奥に引っ込まないようにすることが出来ます。これを何度も繰り返します。
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娘の場合…聴覚からの情報収集が苦手。
耳から入る「さ」と「た」の違いがわかっていないようだったので、言語の先生から、「先にひらがなを書くことを覚えましょう!」と言われました。
ひらがなを書く訓練をすることで、「さ」という文字と、「た」という文字の形を覚えさせ、それぞれが別物だということを理解させるようにしました。
書くことに、思った以上に興味を示した娘。「さしすせそ」も「たちつてと」も書けるようになり、耳から入る言葉については、それぞれが別のものだと理解したようでした。
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我が家流の遊びとして、取り入れてみたこと
耳から入った「さ」と「た」を区別できるようになった娘でしたが、自分で言うと、「さしすせそ」は、「たちつてと」になっていました。
しかも、本人は言えていると思っているため、自分の発音に耳を傾けることが必要になってきました。
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そこで私は、カードでポーズ遊びを作りました。「『さ』ポーズ」と「『た』のポーズ」をカードにし、娘にどちらかを言わせます。
『さ』のカードを選んだ娘が、『さ』を言うことが出来ず、「た!た!『た』のポーズ!」と言います。
私は、聞こえたまま『た』のポーズを取ります。すると、『さ』と言っているつもりの娘は、「ちがうよ!た!た!」と訂正します。
その時に「え~…『た』に聞こえたよ~?」と言い、自分の発音を気にかけるきっかけを作ります。
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娘が、もう『さ』と『た』の違いを理解し、自分の発音に意識を向けさせることが出来たら、あとは繰り返すことだけ!
しつこく言わせたりして、娘が発音を嫌がってしまっては、逆効果。
厳しく発音を訂正したりしないように、気を付けます。日々の生活の中で、『さしすせそ』の言葉に触れ、さりげなくたくさん発音させます。
発音が間違っていても、指摘はさらっと。
しつこく言い直させることはせず、気持ちとしては、「気が向いたら覚えといてね~」という軽い感じを心がけました。
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振り返ってみれば、かけがえのない親子の歩みでした
娘が言葉が出始めた3歳ごろから、5歳まで向き合ってきた発音。
現在、6歳(小学一年生)の娘は、きれいに『さしすせそ』が発音できるようになりました。
私の方法が正しかったか…。
(他の人から見たら)もっと早く言えるようになる別の方法があったか…。今となってはわかりません。
でも、大切なのは、目標に向かって、我が子と一緒に歩んできたということ。
一緒に訓練して、どうすれば良くなるか?を考えながら模索しながらやってきた。私と娘にとっては、なくてはならない重要な時間でした。これからも私は、こうやって一緒に寄り添って歩いていきたいと思っています。
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