2017年6月30日 22:25
知的障害のある人が利用できる年金制度、障害年金。種類と等級、受給要件、申請方法などを解説します
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150514.html
参考:国民年金・厚生年金保険 障害認定基準|日本年金機構
http://ci.nii.ac.jp/naid/40020770701
参考:宇佐見和哉「精神・知的障害にかかる障害年金認定の最近の動向について」
厚生労働省の報告によると、平成26年度の国民年金保険料の納付率が63.1%とのことから、4割近い人が年金を納付していないことになります。年金を払っていないと、障害年金が必要な時に受給要件を満たせなくなるため注意が必要です。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12512000-Nenkinkyoku-Jigyoukanrika/0000089760.pdf
出典:平成26年度の国民年金保険料の納付状況と今後の取組等について|厚生労働省・日本年金機構
障害年金の手続き
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007609
国民年金の場合は、市町村区の年金課の窓口で、厚生年金の場合は、日本年金機構の窓口で申請書類を入手します。
申請書類には、年金請求書、診断書、受診状況等証明書、受診状況等証明書が添付できない申立書、病歴・就労状況等申立書といったものがあります。申請書類や手続きの詳細は以下の関連記事をご参照ください。
知的障害における障害年金の受給認定更新
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018210
知的障害における障害年金の新規申請では、永続的な障害年金の受給認定がでるとは限らず、数年単位の認定となることが多いようです。
これを有期認定と言います。また、最初と2回目以降の審査で有期認定の年数が変わることがあります。傾向としては、短期の有期認定から長期の有期認定になることが多いようです。
しかしながら、手足の切断、完全盲目など、症状が固定しているといえる障害に関しては、永久認定となる可能性が高く、知的障害においても、重度なものに関しては永久認定になる可能性があります。
原則としては、障害年金は有期認定であり、更新年度に合わせて、「障害状態確認届」