子育て情報『何度目かの「はじめまして」…私の相貌失認と、その対策』

2017年10月13日 14:00

何度目かの「はじめまして」…私の相貌失認と、その対策

中には1度会っただけで覚えられることもある。そうした経験を通して、私には「覚えやすい顔」と「覚えにくい顔」があるということに気づいたのだ。ただ、その差がなんなのか、長年わからなかった。

そのヒントになったのが、イラスト描きを生業としてる知人の、「美形を絵に描くのは難しい」という言葉だった。曰く、「整った顔立ちは特徴が捉えにくい。少しバランスが狂っただけで美しさが削がれてしまうし、似顔絵の場合だとデフォルメがしにくいから、似せるのが本当に難しい」と。

相貌失認のない人でも、美形は認識しにくいのか!―目からうろこだった。

後日、冒頭の俳優さんを雑誌で見かけた際、「こんな顔だったっけ?」と思いながらじっくりと確認する。
うん、美形だ。そうか、私は美形であればあるほど覚えられないのか……


「イケメン嫌いのブサイク好き」?違う!断じて違う!!

何度目かの「はじめまして」…私の相貌失認と、その対策の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017947

そんなこんなで、私はいわゆるイケメンに関心がない。というか、覚えるのが苦手だから関心の持ちようがないのだ。

しかし、「ノゾミちゃんってブ専(ブサイク専門)なんだね」などと言われたら、烈火のごとく逆上する。「私の大好きなあの人やあの人に土下座しろ!」と。まぁ、逆上は大げさだが、正直いい気分はしない。自分にとって愛しいもの、心地いいものを、あたかも美しくないかのように言われるのだから。

現に、私にとって覚えやすい顔の美形もいる。
パーツやバランスが特徴的であればあるほど認識しやすいので、いわゆるこってり顔の方は早い。俳優さんで言えば、阿部寛さんとか伊勢谷友介さんとかね。なので、「スズキに好かれた、もしくはすぐ認識された=ブサイク」というのは大きな間違いなのだ。

上記のような話を友人にしたところ、「相貌失認の方は、あっさり顔が苦手なのかな?」と聞かれたのだが、そうとは限らないからややこしい。やはり軽度の相貌失認を持つ別の友人は、「こってり顔の人がみんな同じ顔に見える」というのだ。彼女にとっては、顔のパーツがあっさりしている方が特徴的に感じられるのだとか。

どうしてこうした違いが生じるのかについては、私は専門家ではないから何とも言えないし、「まぁそういうこともあるんだね」としか言い様がない。


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