「聞いてるの!?」じゃ伝わらない!長男への注意は得意を活かした方法で
見た情報からインプットする『光とともに…』の光くん
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自閉症を含む発達障害の方の中には、耳からの情報に弱く、目からの情報に強いという特性を持っている人もいます。
自閉症児の光くんとお母さんの成長をつづったマンガ『光とともに…』(戸部けいこ/著)でも、口頭で伝えることが難しいこともある光くんにお母さんが「時計の形」や「イラスト」「写真」「文字」など視覚を使った方法で予定を伝えていたのが印象的でした。
長男の場合。口頭で注意しても全く伝わらなかったのに!
我が家の長男も耳からの情報に弱く、聴力が弱いわけでも、言語が理解できないわけでもないのですが、言われたことばを聞き取り理解することが困難な時があります。
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私も耳からの情報は苦手です。会話をしている時に、話し相手の言葉も、周囲の会話や音楽、生活音も同じように聞こえてしまうので、聞き分けられず、どんなに集中して聞いても理解できないこともあります。
ですが、そんな人の中には、目からの情報処理が得意な方も多いのです。
得意なところを伸ばして苦手をおぎなっていこうね
長男の場合、文字は読めなくても、お店や企業のロゴは多く読めました。目からの情報で覚えていたようです。
何年も前に行った場所を再訪したときも、以前来たときのことをよく覚えていて、部屋の配置や置いてあったものなどの話をしてくれることもあります。
長男の通う幼稚園では、「絵カード」や「写真」を使って予定や手順を丁寧に教えてくださいました。
発達障害の方は不得意なことも多いですが得意とすることもあり、その力で苦手な部分を補っていくのも方法の一つなのだと思います。
※このコラムは『光とともに・・・~自閉症児を抱えて~』の場面の中から発達障害の事例を取り上げてご紹介しています。秋田書店『フォアミセス』誌でも掲載しています。よかったらお手にとってご覧くださいね!
http://www.akitashoten.co.jp/formrs
フォアミセス|秋田書店