反社会性パーソナリティ障害とは?特徴や5つのタイプ、原因、診断基準、周りの人の対処法を紹介します
またその行動によってどんな結果になるのかをほとんど考えません。
・規則や社会のルールを守ろうとしない
規則や社会のルールを破ることを目的とし、それ自体に満足をします。これは常に既存の社会に対する怒りと復讐心を抱いているためです。
・自分が自立した強い人間であると考えている
自立していることを非常に重んじます。自分なりにやる、自力でやるといったことを大切にしているため、一般的な方法にとらわれず、自分のアイデアによる斬新な解決法を考え出す傾向があります。
・自らの不誠実な行動を正当化してしまう
自分の中に存在する悪意や攻撃性を他人の中に存在していると感じ、自分は被害者であると考えることで、自分の不誠実な行動を正当化します。
反社会性パーソナリティ障害の5つのタイプ
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007274
反社会性パーソナリティ障害は5つのタイプに分けることができます。
・貪欲タイプ
貪欲タイプの人たちは「自分が何かを獲得するには、すでにそれを所有している人間から奪い取るしかない」といった感情を抱いています。
何を獲得しても満足することがなく、常に貪欲さでいっぱいです。得たいもののためには手段を選びません。
・評判を守ろうとするタイプ
貪欲タイプが物質的なものの獲得をめざすタイプであるのに対し、名声や評判を獲得するためには手段を選ばないのが評判を守ろうとするタイプです。これは名声を獲得することによって、誰も自分を侮辱したり、傷つけたりしたりできないようにするためです。
・危険を好むタイプ
スリルを競ったり、命知らずな行動が好きだったりする人たちのことを言います。このタイプは危険を犯すこと、スリルを感じることによって、生きているという実感を味わっています。直接的に反社会的であるとは言えませんが、周囲の人々に与える悪影響に無頓着であることから、結果的にまわりから見ると反社会的な行動となってしまうのです。・逃避的なタイプ
自分は社会から見捨てられている、役立たずだ、などと考えている人たちです。
他のタイプと異なり、社会から遠ざかろうとします。夫婦関係や定住的な生活などの束縛によるプレッシャーから逃げようとします。
・悪意を持つタイプ
人間不信が際立っており、他人が何を言おうともその裏には罠があるはずだと思っている人たちのことを言います。