子育て情報『緊張病(カタトニア)とは?あがり症とは違うの?症状や治療法について解説します。』

緊張病(カタトニア)とは?あがり症とは違うの?症状や治療法について解説します。

、代謝障害(ファブリー病、テイ=サックス病)、薬剤性(シクロスポリン、セファロスポ リン、コカイン)、感染症(結核、梅毒、HIV)

原疾患の中で総合失調症が占める割合は5%以下であるのに対して、気分障害で3~31%(特に双極性障害に関連して認められる)で、特に双極性障害に関連して認められることが多いということが分かっています。

https://journal.jspn.or.jp/jspn/openpdf/1120040396.pdf
出典|カタトニア(緊張病)症候群の診断と治療大久保善朗(疫学調査より)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1578553/
参考|統合失調症の治療中に悪性カタトニアを来たした1例p890


緊張病(カタトニア)の症状は?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018209

緊張病(カタトニア)には様々な症状と、それぞれに応じた名称があります。また、これらの症状は日によっても変化していきます。

DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)では以下の12の症状のうち3つを満たす場合に緊張病と診断できるとしています。

◇カタレプシー
誰かに受動的に取らされた姿勢のまま、抵抗したり姿勢を変えたりせず全く動かない症状です。腕をあげたり、首を曲げたらずっとそのままの姿勢を保ちます。

◇蝋屈症(ろうくつしょう)
一定の姿勢から自分の意思で動かせず、ろう人形のように固まってしまう症状です。


◇昏迷(こんめい)
身動きせず、周りが話しかけても無反応な状態です。通常の昏迷の場合意識はあるため、周りがどのような状況か理解しています。対して、意識が無くなってしまう状態を昏蒙・昏濛(こんもう)と言います。

◇焦燥
理由もなく苛立ったり焦ったりする症状です。

◇無言症
言語障害が無いのに、発語などの言語反応が無かったり、わずかな発声しか見られなかったりする症状です。

◇拒絶症
外部からの支持や促しや刺激に対して理由も無く拒絶などの反対をする、または全く反対をしないといった症状です。拒食してしまうこともあります。

◇不自然な姿勢
天井に向けて手や足を上げ続けたり、体が辛いであろう姿勢を自発的または受動的に保持し続けたりする状態です。

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