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「親が言い聞かせなさい」というショックな言葉…娘の療育4年目ママ直伝、“他人に振り回されない”コツ

LITALICO発達ナビ

小さいころからおしゃべりが苦手だった娘。一歩ずつ成長してきました!


娘は、現在6歳。2歳半で、発育遅れを指摘され、4歳で、広汎性発達障害の診断を受け、今年、普通小学校に入学しました。

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小さな頃から、おしゃべりが苦手で、人に、物事に、興味を示さなかった娘は、4歳前までまともに会話が出来ない状態でした。

しかし、少しずつ…少しずつ成長してくれ、現在、日常会話はしっかりと出来るようになっています。

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娘の激しい凸凹…出来ることには驚異的な力を発揮する一方


娘は、出来ることと出来ないことの、凸凹が激しいという特性を持っています。自分で考えたことを文章にする作文や、自分の思いを話したりすることがほとんど出来ません。

娘にとって、「自分で考える」という、自由な発想や不確かなものは、とても難しいのです。

逆に、決まりきったものは好きなので、暗記は得意。
文章や図形の暗記には、大人顔負けの記憶力を発揮します。

現在、娘が苦手な分野に関しては、少しずつ…少しずつ出来るようになるように、作文の練習や、思ったことを口に出して言う訓練も続けています。

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周りからかけられる言葉に、つい焦りそうに


しかし、小学校に入学すると急に、周りから、

「まだ作文書けないね~」「なんで言えないのかな~」「ちゃんと、思ったことを言えるように、親が言い聞かせないとね~」

と、指摘されることが増えてきました。

娘は、言わない、やらないのではなく、どうしても出来ないのです。こういった特性を持つ子は、言われたから出来るようになるものではありません。

今までも、時間をかけて出来るようになったのだから、きっと時間はかかる。それでも少しずつ、毎日の成長は目に見えないぐらいちょっとでもいい。数年かければ、きっとかわる!そう信じて療育を続けてきても、周りからの言葉は私の心に突き刺さり、傷つき、焦ってはいけないと思いつつも、イライラし、流され、焦りそうになってしまうことが何度もありました。


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『うさぎとかめ』の、「かめ」でいよう


そんな時…何度もこう自分に言い聞かせてきました。「娘には娘のペースがある。私が焦っても、娘が早く成長するわけではない。周りからの言葉に傷つき、悩む暇があったら、療育に時間をかけよう!」と。

人間にはそれぞれ価値観があります。自分と違う考え方をする人を変えることは、なかなか難しいです。自分と違う価値観の人がいることは、当たり前。他人は、私たちの今までの日々を知らないのですから。


私たちにとっては「心ない…」と受け取れる、その言葉に流されて、傷ついて、ここまで、娘と頑張ってきた療育の軸をずらしてはいけない。ーそう思い、いつもブレそうになる自分を、元の位置に戻しています。

そして、いつも思い出すのは、うさぎとかめの物語。私は娘と、かめのようにゆっくり歩き、他の子があっという間に登ってしまう山を、周りから「遅いな~」と言われながらでも、少しずつ確実に登っていきたいなーと思うのです。

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