2017年10月26日 15:00
深夜に息子がやらかした!思わず声を荒げたその後で、母が気づいた成長
いつもの夜。寝ようと思ったその時、台所から物音が…
10月に入ったばかりのある夜のことです。いつもだいたい9時半までには床に就くのに、私と子ども達はその日グズグズして寝るのが遅くなってしまいました。
私は「早く寝るよ」と声をかけ、子どもたちを寝室へと促しました。その時です。自閉症のある長男がものすごいダッシュで、寝室とは反対方向の台所へと向かったのです。
Upload By シュウママ
そのあとバシャン!という大きな音が聞こえてきました。
私は何事?と思いながら眠たい目をこすりながら行ってみました。
Upload By シュウママ
ああ~、やっちゃった…!
そこで目にしたのは…
棒立ちになった長男と、足元に広がる大きな水たまり。
水たまりの上には流し台があり、2リットルのペットボトルが横倒しになっています。そしてペットボトルの口からはお茶が滴り落ちてます。
Upload By シュウママ
私はあわててペットボトルを元に戻しました。見ると2リットルなみなみに入っていたはずのお茶が半分くらい減っています。
床には長男のコップが転がっており、私は何が起きたか分かりました。
喉が渇いた長男が冷蔵庫からペットボトルのお茶を出し、自分でコップに注ごうとしてこぼしてしまったのでしょう。
「お茶が欲しかったらお母さんに言いなさい!」思わず声を荒げてしまった私
床一面にこぼれたお茶を拭きながら、思わずため息が出ました。
Upload By シュウママ
長男はと見ると、呆然として水浸しになった床を見つめています。
もう、これから寝るという時になんでこんな面倒なことさせるのよ…
長男の姿を見ながら私は思わず声を荒げて注意してしまいました。
Upload By シュウママ
悲しそうな顔の長男に思い出したあの出来事
怒った私の顔を長男は悲しそうに見つめていました。
いつもは何か失敗をするとパニックを起こすのに、ただじっとその場に立ちつくしたまま固まっているのです。
「どうしてこんなに怒られるんだろう。僕、頑張ったのに――」
悲しみの中に戸惑いのような表情が浮かんでいて、私はそんな長男の顔を見ながらはっと思い出しました。
この子は、ほんの少し前までは「お茶!」と言葉に出すことすらもできなかったんだということに。
Upload By シュウママ
発語に遅れのあった長男が、初めて「お茶!」