期待と不安の授業参観!広汎性発達障害の娘、学校生活の実態やいかに!?
入学当初はパニックになっていた娘。学校での様子が気になる…
1年生になった娘。
入学当初は、ちょっとしたことでもパニックを起こしていました。
しかし、家庭で娘の気持ちに寄り添い、共感して気持ちを言葉にしてあげる「気持ちの同調・代弁」を続け、「こんなときはどうしたらいいか」などと、解決方法を親子で一緒に考えていったり、娘自身も一つずつ経験を重ねたりすることで、学校でパニックを起こすことも少なくなり、少しずつですが成長している様子でした。
でも…やっぱり不安はぬぐえません。
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とはいえ、小学校の様子を見に行くこともできない…。
なんとか、娘の学校の様子を見ることができないだろうか…
そんな風に考えていた時にやってきた、授業参観の案内!
これで、娘の学校の様子が見られる!
そう思って、意気揚々と授業参観へ行きました。
初めての授業参観。ああ~、やっぱり心配的中かも!?
初めて行った授業参観は、入学して1ヶ月後ぐらいでした。
娘は私を見つけ、嬉しそうにニコニコ。
授業が始まっても、どこか落ち着かない様子で、ソワソワ。
私の方ばかり見て、先生の説明を聞いているのか、いないのか・・・。
口元を見ると、なにやらブツブツとつぶやいている。
やっぱり、心配していたマイワールドが発動してしまっている!!
やきもきしながら私は、ひたすら前を向くようにジェスチャー(笑)で、伝えていましたが、娘はそれでもヘラヘラ。
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難しいと思っていたけど、娘なりに作文の発表できてる(涙)
しかし、作文の発表になると娘は、さっきまでのヘラヘラした感じはどこへやら!
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最初に先生が説明した「発表する人のやりかた」通りの手順を守り、前に出て大きな声で堂々と作文を読みました。
自分の発表が終わると、他の人の発表を聞き、終わった人にきちんと拍手をしています。質問時間には自分から手を挙げ、質問する姿をみることが出来ました。
視覚優位の娘は、耳で指示を聞きとることが苦手。
この時も、先生が口頭でした発表の注意点が、うまく聞き取れていないようでした。
しかし娘は、先生が字で書いていた「発表する人のやりかた、聞き方」を読み、手順を理解していたのです。
さすがに質問までは、難しくてできないだろう…と思っていたのですが、他の人がしている質問を聞いて、同じような質問をしていました。それは、自分で考えだした質問ではなく、ほかの子の真似だったかもしれません、でも、娘は自分なりに質問をしようと頑張っていたのです。
娘がわからない時の解決策を、自分で考え出し、行動したその姿に、私は驚き、とても感動しました。
そして、授業参観の回数を重ねるたびに、娘はすごい成長を見せてくれました。
体育の授業参観で見えたのは娘の長所
次に行った授業参観は、体育。かけっこの授業でした。
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他の子が走っている間、ほとんどの子が、黙って見ていたり、騒いだりしている中…
娘は、一人、走るお友達を大声で応援し、走り終わったお友達に、誰もやっていない拍手までしていました。
娘は、他の子が誰もやっていないことでも、恥ずかしがらずに自然とできる子でした。
でも、学校でもお友達のことを一生懸命応援できる、堂々としたその姿を、とても誇りに思いました。
周りの子に支えてもらえている姿も嬉しい!
そして片づけの時、先生が、「男の子は○○片づけ~女の子は○○ね~」と全体へ指示をしていたのですが…
娘はこれを聞き取ることができず、おろおろしていました。
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その姿を見たクラスの女の子たちは、すかさず声をかけ、指示をしてくれていました。
さらに、その指示を聞いても、違う方向へ行ってしまう娘を、他の子がすかさず捕まえ、「こっち!」と促してくれていました。
娘は、私の知らないところで、周りの子に支えてもらえるという人間関係を、しっかり築けているようでした。
みんなと笑ってやり返せるまでに成長したんだね
授業後、近くにいた女の子たちが娘に近づき、なんだかふざけ合った遊びが始まりました。
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それは私から見ていて、そこそこ激しい遊び。
以前の娘なら嫌がって泣くレベルでした。
しかし、みんなと同じようにやり返したり、笑いあう姿。
小学校生活という社会で、娘はなんとか順応して頑張っているんだ…と感じました。
小学校に入る前は、うまくやっていけるか不安だったけど…
小学校に入る前は不安に思っていました。
この子の特性で、お友達ができないんじゃないか、うまくやれないんじゃないか、そう心配していましたが…
入ってみれば、なんとかやっている娘。
もちろん、喧嘩もあります。
物を取られたり、口喧嘩で負けたりして、泣くことがあると、先生から報告を受けたりします。
喧嘩は娘に限ったことではなく、みんなが経験することですが、先生から聞いて、泣く日が続いているとわかると、心配で、
様子を見に学校に迎えに行ったりもしました。先生に直接、様子を聞きに行ったりもしました。
でも当の本人に、「泣いたの?大丈夫?嫌なことあった?」と聞くと、喧嘩したことなど全く気にならないようで、
「え?なにが?大丈夫よ?」「学校たのしいよ!」と言います。
喧嘩した相手でも、次の日には「おはよう!」と元気に声をかけますし、お友達のことを悪く言ったこともありません。
学校という社会に踏み出した娘を見守りたい
きっと学年が上がるにつれて、娘も含め、周りのお友達も精神的に成長していくでしょう。
そうなると、良くも悪くも、おそらく今のような日々がずっと続くわけはないと思います。
お友達が助けてくれなくなることも、あるかも…
お友達とけんかをしても、泣かずに済むようになるかも…
けんかやトラブルの種類もまた変わってくるでしょうし、人間関係、学校生活、勉強…様々な壁がやってくると思います。
そして、そのたびに私の方が、頭を抱えてしまうのでしょう(笑)
先のことを言えば正直不安は尽きませんが、その時その時で、私にできることをしていけたらいいなと思います。
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小学生になった娘。小さいですが、社会に踏み出したその姿を、見守っていこうと思いました。