子育て情報『ダウン症のある人の寿命が延びている理由は?現在の平均寿命、成人後や壮年期の生活などについて解説します』

2018年1月4日 11:55

ダウン症のある人の寿命が延びている理由は?現在の平均寿命、成人後や壮年期の生活などについて解説します

アメリカ合衆国でも、1950年には26歳だった平均余命が、2010年には53歳になったという報告や、ダウン症のある人の100人のうち約12人が70歳まで生きられるとようになってきたという報告があるようです。ダウン症のある人の寿命が、ダウン症のない人たちに近づいてきたことを示しているといえるでしょう(アメリカ人の平均寿命は78歳)。

https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y49XQ7J/
出典:『産婦人科の実際 2017年 04 月号』ダウン症候群についてー遺伝カウンセリングで伝えるべきこと(金原出版)

https://www.amazon.co.jp/dp/4895905101/
出典:『シートベルトをしめて発進しよう!』(Brian G.Skotko ・Susan P.Levine 著/三輪書店)P.21

https://dsewebs.azureedge.net/files/reports/down-syndrome-population-usa-factsheet.pdf
出典:People living with Down syndrome in the USA: BIRTHS AND POPULATION: Gert de Graaf, PhD,i Frank Buckleyii,iii and Brian Skotko, MD, MPPiv,v

https://www.amazon.co.jp/dp/484045518X/
参考:『ネオネイタルケア 2016年4月号(第29巻4号)』人口動態 ダウン症患者の生存率は徐々に改善している:側島久典(メディカ出版)


ダウン症の合併症治療とは?

ダウン症のある人の寿命が延びている理由は?現在の平均寿命、成人後や壮年期の生活などについて解説しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161000150

ダウン症のある人の寿命が長くなった大きな要因には、近年、医学の発展によって合併症の発見と治療が、よりきめ細かく行われるようになったことがあげられます。ダウン症のある赤ちゃんの50%に合併していると言われる心疾患など循環器系の病気も、早期段階(胎児期〜乳幼児期)でスクリーニング可能になり、乳幼児のうちから手術や治療ができるようになりました。

小児の心臓病を専門に扱う施設も増え、早期の外科治療ができる可能性が高まるとともに、手術の成功率も上昇しているようです。

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