子育て情報『突発性難聴とは?急に聞こえなくなったけど病院に行くべき?症状や治療法も解説します』

2018年3月24日 14:00

突発性難聴とは?急に聞こえなくなったけど病院に行くべき?症状や治療法も解説します

星状神経節の近くに局所麻酔を注射して交感神経の働きをブロックすることで、緊張がゆるんで血流も良くなるという治療法です。

突発性難聴の治療は通院でも可能ですが、症状が重い場合は特に入院を勧められることがあります。集中して治療に努めることができ、安静にもしやすいというのが理由です。

一般に早期に治療を始めたほうが治りが良いとされています。突発性難聴の診断後すぐに服薬や点滴で治療を開始すると考えると、入院は有効な手段と言えます。

また、ストレスも一因と考えられます。家事や仕事などをせず休養や睡眠をしっかりとって安静にする環境を作るのにも、入院は有効です。

たとえ重症でなくとも、入院できると治療も安静もしやすくなります。
病院で診断を受けるときには入院という選択肢も考えておきましょう。


突発性難聴は完治するのか

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10131000814

2016年の論文には、121例を観察したところ76%が聴力改善に至ったとのデータがあります。聴力改善とは完治以外に、ある程度回復したという状態も含みます。

突発性難聴で完治する、つまり以前の聴力まで戻るのは約3割です。残りはある程度まで聴力が改善した、もしくは変化なし(不変)です。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/59/1/59_58/_pdf/-char/ja
参考:突発性難聴における聴力改善経過と改善率に関する検討(2016年)
症状が軽ければ治りやすいと思われがちですが、一概にそうとも言えません。

確かに難聴の初期症状が軽いほど治療によって完治する可能性は高いと言えます。しかし同時に、まったく症状が改善しないことも多くあるのです。
たとえ症状が軽くとも、しっかりと治療をするのが良いでしょう。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/59/5/59_519/_pdf/-char/ja
参考:突発性難聴の治療成績(2016年)

突発性難聴は原因、治療法とも確定されていませんが、できるだけ早く治療を受けることが良いとされています。特に「発症から2週間以内の治療を」という文言は多くの病院で言われています。

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