2018年7月10日 11:00
化粧は超苦手!職場はトラブルだらけ。アスペルガーでADHDな私がみつけた、生き抜くための対処法とは?
休憩時間には「こんな会社なんて…、あの上司は…、あの子は…」とさんざん悪口を言っていたのが嘘のように器用にそつなく立ち回る様は、私にとって驚きとともに誰を信じたらいいのか混乱させるものでした。
不器用で自分の気持ちに正直な私は自分が認めた人しか尊敬できないし、気持ちがないとフリでも媚びることはできません。そして自分の感情がそのまま顔に出てしまうので(ポーカーフェイスができない)、周りの人に生意気だと思われたり、お客様を怒らせてしまったこともありました。
人間関係でつまずき、仕事が続けられなかったこともある私。そんな私が勤められた職場には次のような共通点がありました。
■同じ業務をする人がいない職場。自分のペースで作業を進めていくことができる。
■小規模(10人以下くらい)で、私以外の女性従業員はもう一人だけ。
サバサバした人で「お昼はお互い好きに過ごそう」と提案してくれた。よけいな気を遣わず仕事に集中できたので精神的にとても楽だった。
■大学の秘書。研究室に秘書は一人だったので人間関係が楽な上、仕事場は教授室で独立スペースを与えられていたので人目も気にならない。先生方や事務部門とのやり取りもメールが中心だったので、視覚情報優位な自分にとって理解しやすかった。
■一人派遣の短期案件。人間関係を築く必要がなく気を遣わずに済む。
女子トークは苦手だったので、 最初から昼休みになると一人で出かけるようにしていました。
自然豊かな公園でお弁当を広げたり、ランチがおいしい店を開拓したり、雑貨屋さんを巡ったりと一人時間を満喫。気分転換にもなるし、いろいろ発見もあってとても楽しく過ごすことができます。今だったらSNSに投稿して楽しんだりしていたかもしれません。
最初から「ランチタイムは一人で過ごしたいタイプ」だとアピールしておくのがコツ。会社の人たちも「あの人はそういう人だ」と思ってくれるので、特に何も言われることもなく快適でした。
自分の特性を知り、必要な対策を。合う職場を選び取れる力を持って
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161014460
メイクが苦手だったり、TPOに合わせた服装ができないといった特性は、克服するというよりも、いろいろな人の知恵を借りてうまくカバーしていくのがおすすめです。