2018年7月19日 11:00
兄弟全員、発達障害。私たちがとても「仲がいい」ワケは、両親の育て方にあった…!?
好きなものが同じだと取り合いになったりコントローラ争いになったりと、ケンカになりそうなイメージがあるかもしれませんが、私たち兄弟の間ではほとんどケンカになりませんでした。
ゲーム時間に関しては兄弟間で「前日長く遊んだ人は1日我慢すること」という鉄の掟がありました。これは兄弟の間で自然に生まれたルールで、「昨日も今日もゲームしてたら不公平だよね!」という考えでいつの間にかできあがっていました。
兄弟の中では私が一番せっかちで短気だったので、よくルールを破ってゲームを占有しようとしていたのですが(笑)兄弟のどちらかから「昨日ずっとやってたじゃん!」と言われるので、渋々譲っていました。
当時の私はこの掟に従わないと他の兄弟も従わなくなって、その都度ケンカになったりしたら結局自分のゲーム時間が減ってしまうという思いがありました。長い目で見たら今は譲った方がいい、と判断していたのです。
「我慢する」だけじゃない選択肢を自分で持ち、家でできないときには、友達の家に遊びに行って延々ゲームをするか家で攻略本を延々と読んで過ごしていました。弟もよく同じようにしていたと思います。
順番待ちの間は攻略本を読むのがそれぞれ定番だったので、誰かがつまずいたら他の2人に相談したり、手本を見せてもらったり協力することもできていました。
ケンカのもとになりそうなゲームですが、鉄の掟のおかげでコミュニケーションツールになっていたのかなと思います。
互いに競わない関係の蓄積が、大人になっても仲が良い秘訣に
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567000165
私が大人になって発達障害の診断を受けたときも、兄弟それぞれ自分もそうかもしれないと関心を持ったらしく各々でいろいろと調べているようでした。診断がついた後も、家族の関係は子どものころからそれほど変わっていません。
それに今でも、誰の給料が高いとか誰のほうがいい家に住んでるとか比較するような話はまったくしません。というか兄弟全員そんなことに興味がないのだと思います。
もしかしたら特殊な例なのかもしれませんし、私たち兄弟の気質によるものもあるとは思いますが、お互いに競争しない関係が築けたから、いまも仲が良いのかなと思っています。
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