子育て情報『子どもが病院を嫌がったときは「代理受診」を。病院とつながり続けるメリットとは?親のケアや将来の年金にも関わる!?』

2018年8月10日 11:00

子どもが病院を嫌がったときは「代理受診」を。病院とつながり続けるメリットとは?親のケアや将来の年金にも関わる!?

という提案が。

そういうところが、さすがなのです。専門家として距離を置いて見ているからこその目線です。

不登校の子の家族にはなかなか外からの風が入ってきません。だからこそ、風通しを良くしてくれる他者が大切なのだと思います。


障害年金受給なども見据えて

最初の主治医が退職したことをきっかけに、障害基礎年金申請のことも見据え、大人の精神科も併設した発達障害に強いクリニックに転院しました。障害基礎年金の申請には、専門のドクターに書類を書いてもらう必要があります。不登校期間が長く、発達障害もある娘には年金のことも考えておく必要があったのです。


先生には私の考えを伝えてあり、本人の気持ちや様子を見ながら再度の発達検査や精神障害者手帳の手続きなどを考えていこうということになっています。

将来、娘が福祉を必要としたときに、きちんとつながることができるようにするためにも、医療機関との関わりは重要なのです。

子どもが病院を嫌がったときは「代理受診」を。病院とつながり続けるメリットとは?親のケアや将来の年金にも関わる!?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161008409

私は代理受診をしていることを娘に話していました。そして「今日は先生とこんなことを話したよ」「先生が気が向いたらおいでって言っていたよ」と軽く声をかけ続けたのです。

すると、新しいクリニックに変わって1年くらいたったある日、メールで先生に相談したいことを送ってきて「これを先生に見せて」と頼んできたではありませんか。びっくりしましたが、何度かその方法で先生と伝言ゲームをした後、ついに娘がクリニックを受診したのです。少し緊張していましたが、私の話を通して先生に親しみを持っていた娘はしっかりと先生の目を見て話していました。
それからは3回に1回くらいのペースで娘も受診しています。まさかこんな日がくるなんて。


細くてもいい、長くつながり続けることの大切さ

子どもが病院を嫌がったときは「代理受診」を。病院とつながり続けるメリットとは?親のケアや将来の年金にも関わる!?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007700

しんどい子育てをしている家庭は孤立しがちです。だからこそ、社会とつながる支援の手はひとつでも多い方がいいといえます。

しんどいからこそ、ときには支援につながることに疲れてしまうかもしれません。そんなときは少し距離を置いてもいい。でも細く長くでいいから決して手を離さないでほしい。
これは、代理受診でつながり続けてきたわが家が、今、切実に感じていることです。

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