フリースクールをつくってみた!不登校の息子の学ぶ場をつくりたかった、母の奮闘記
本当ならば良いところ、得意なところを伸ばしてあげたいのですが」とおっしゃってくださいました。
そうか、ないのか…。そうだ、夫が借り上げた仕事場にはスペースがある。家賃の問題はクリアしている。ないなら、つくっちゃえばいいのかもしれない。
そこで、わが家と同じように、発達が個性的なために学校で生きづらく不登校を経験したお母さんを誘って口説き落とし、教育に興味のある学生さんと一緒にフリースクールをつくろうということになりました。
「大人だったらどうする?」で考えてみる
Upload By 赤沼美里
ここまでが、私がフリースクールをつくることになった、きっかけ。
息子が不登校になったとき、「自由に育てているから、学校に合わない」とか「休みたいといったから休ませるなんて、わがままにさせていいのか」とか「ここは日本なんだから順応させるべき」とか、状況をなかなか理解してもらえず、傷ついたこともたくさんありました。
でも私の悩んだときの基準は、「これが大人だったらどうするかな」です。
会社環境が合わないために、じんましんが出るほどをつらい思いをしている友人がいるなら、きっと休職か転職をすすめるのではないでしょうか。
不登校から1年、フリースクール歴1年。アンケートで「毎日の満足度を教えてください」という問いに「99点。今日はゲームをしていないから1点引いた」と答える息子(笑)
笑顔で毎日を過ごす息子を見るたびに、不登校を選択して良かったと心から思っています。
そして息子の通うフリースクールのような素敵な居場所が日本にひとつでも多く増えてほしい、学校になじめない子どもたちがひとりでも多く笑顔になってほしいと願って、フリースクールを立ち上げることに。次回は、どんなフリースクールを立ち上げたのかをお伝えしますね!
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