子育て情報『【発達障害 子育て】不登校で睡眠障害に!アスペルガー症候群の娘の育児、 いちばんツラかったこと』

2018年9月17日 07:00

【発達障害 子育て】不登校で睡眠障害に!アスペルガー症候群の娘の育児、 いちばんツラかったこと

とにかく要求されたときに食べさせるだけで精いっぱい。栄養バランスは気になるけれど、本人に"ちゃんとした"食事をとる意思がないのでどうしようもありません。

「今食べさせているのは朝ごはんなの?晩ご飯なの?私が食べているのは何ごはん?」という感じで時間感覚はあっという間に失われ、娘の時間と自分の時間が溶けあってしまうような感覚を味わっていました。他に家族がいなかったのが唯一の救いでした。これ以上生活時間の違う人の世話をするのは、疲れ切った私には無理だったと思います。

あっという間に私の生活リズムは娘に支配され、狂ってしまいました。でも、一般的な用事や買い物は昼間にしなければならないので、慢性的な睡眠不足にストレス、疲労で自律神経はズタズタに。頭痛、胃腸炎、発熱は日常茶飯事、加えて元々あったウツ状態が悪化して常に「死にたい」と思いながら過ごす日々が続いたのです。


主治医からは「お母さんまでが娘さんの生活を否定したら彼女の居場所がなくなってしまう」と生活に関しては注意しないように言われていました。私自身もツラかったけれど「今、娘が睡眠障害になったのは心を守るためだから」と思っていたので治そうとは全く考えていなかったのです。

でも周囲は違いました。不登校に関しては意外と「大丈夫だよ、行かなくても」と理解を示す人が多いわりに、睡眠障害の話をすると「どうしてそんな生活させているの!?だめよ、生活リズムだけはちゃんとさせなきゃ」と口をそろえて言うのです。

一方的に責められた私は、自分の考えや主治医の助言を説明する気にもなれず、心を閉ざしてしまったのでした。これは本当にツラかった…。


娘に少しだけ自立してもらう。親子で倒れないために…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161016370

睡眠障害になるまで追い詰められた娘の姿を見て「学校へ行かせる」ということをあきらめ、本人も「もう学校へは行かない」と宣言してからは、少しずつ元気を取り戻してきました。
最初は私がついていなければカップラーメン一つつくることができなかった娘ですが、小学4年生になるころには、電子レンジや電気ポットの使い方を教えると、一人で冷凍パスタやカップラーメンをつくることができるようになりました。私が寝ていても一人で食事をとれるように成長したのです。

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