2018年9月14日 07:00
感覚過敏も多動もOK!自閉症の女の子が主人公の『500ページの夢の束』の、すごい取り組みを取材!
感覚過敏や多動性がある子どもの親も、こんなやさしい上映なら子連れで映画に行きやすいですよね。
自閉症のある女の子の冒険が描かれる『500ページの夢の束』
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さて、肝心な映画のお話にまいりましょう!自閉症のある主人公ウェンディは『スター・トレック』が大好きな女の子。
家族と離れて自立支援ホームで暮らしながら、社会に参加する学びの途中です。悲しいことや思い通りにならないことがあるとパニックになったりもします。スケジュール通りに生活できないと混乱したり、自分の気持ちがうまく伝えられなかったりも。そんなウェンディですが、とっておきの才能があるのです。
SF映画『スター・トレック』へのアツい思いがほとばしりすぎて、大事件が起きるのです。おっとこれ以上は言えません。
この続きは映画館で!手に汗握りながらウェンディを応援したくなるストーリーと感動が待っていますからネ!
「センサリーフレンドリー上映、どうだった?」感覚過敏やADHDなどがある人にインタビュー!
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上映試写会に参加していた、感覚過敏のある自閉症やアスペルガー、多動性が強いADHDのある人たちに、センサリーフレンドリー上映会について聞いてみました!
自閉症があり、音と光に過敏性がある大学生の土生雄介さんは、通常の上映では大きな音が耳に針を刺されたように感じてしまうので、耳栓を使ってボリュームを下げたりしながら鑑賞しているそうです。
加えて、「会場が真っ暗にならなかったので、字幕の文字も見やすかったです。普通の映画館では、スクリーンがまぶしすぎて時々目をそらさなきゃいけないけど、今回は大丈夫だった!」と笑顔。映画館のスクリーンで観るとやはりワクワクできるので、音や光に邪魔されず映画鑑賞できるのは最高だと感じたそう。ADHDがある小林創さんは、小さい頃から落ち着きがなく、映画鑑賞中に声を出してしまったりするときがあったのだとか。「“声を出しても動き回ってもOK”という表示を見て、実際には座っていられたのだけれど、それだけでとても安心できた」といいます。
アスペルガー症候群がある杉本あいみさんは、映画についての感想を話してくれました。「中学生くらいまでは感情のコントロールが難しく、ヒステリックになってしまった点が主人公と自分が重なった。