子育て情報『【発達障害 子育て】双子の兄は自閉症。きょうだい児に強いてきたがまんに気づいた、いちばん反省した日』

2018年9月28日 07:30

【発達障害 子育て】双子の兄は自閉症。きょうだい児に強いてきたがまんに気づいた、いちばん反省した日

長男の泣き声がしたので様子を見に行ってみると、次男が積み木を長男へと一方的に投げつけていました。

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私は長男に攻撃している次男を叱りました。しかし、横に目をやると、長男がビリビリに破ったと思われる次男の絵本やおえかき帳が散らかっていました。

次男が怒っていた理由が分かり、「かわいそうに。それは腹が立つよね」となだめつつ、つい、こう続けてしまいました…。「でも物を投げるのはダメだし、大事なものは鍵つきの本棚に入れといてって言ったでしょう」。

すると次男は、泣きそうな顔でじろっと私をにらみ、「うるさいっ!」と叫んで走り去って行きました。


破かれて床に散らばった紙を拾いあげると「まま、だいすき」と書かれていました。

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ああ、次男が怒った本当の理由はこれか…涙がこぼれました。

予想外の行動をしたり、危険なことを理解できていなかったりと、長男に私がつきそう時間は自然と多くなります。そうした"不公平"な状況からも、次男が抱えるストレスを感じることはありました。

絵本やおえかき帳を置いておくこと、部屋の窓を開けること、それは一般的に家庭の中でよく見られる「普通」のことでしょう。けれど当たり前のことを当たり前にできない状態を、私が次男に強いているということに、気づかされたのです。


あることを次男にきちんと伝えるために…

それまで、目の前で起きていることへの対処に必死でしたが、次男の思いに気づき、私は次男と二人の時間をなるべくつくるようにしました。


長男が療育園に行っている間だったり、放課後等デイサービスを利用している間など。とにかく次男といろんな話をすることで、私たちなりの親と子らしい関係をつくろうと思いました。

双子は今9歳。もう大きくなったので昔ほど会話が多い訳ではありませんが、次男との二人の時間は現在も継続中です。

「ママはすぐイライラして、いつも優しくできなくてごめんね。でも…」

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としつこいくらい伝えています。最近は「ああ、そう」とそっけない態度ですが(笑)

以前は次男の話を「うん、うん」と聞いていましたが、最近は逆に私の愚痴を次男に聞いてもらっていることが多い気がします。


私と次男だけの二人の時間を少しでもいいから確保し、思いはとにかく聞く、語り合う─。

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