「これじゃなきゃイヤ!」モノを大切にするASD特性で、生活を豊かに!?
記憶にある最初のこだわり。お気に入りのまくらとタオルケットがないと落ち着かない
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私は子どものころから、気に入っている枕とタオルケットがなければ寝られませんでした。
当時のお気に入りの枕は、私が好きだったキャラクターがデザインされていました。物心ついたころからずっと使っていたうえに、親が洗おうとすると私がぐずってしまうため洗うこともできず、よだれや汗で汚れきってしまっていました。
洗うことを諦めた両親が枕を捨てようとしたこともありました。しかし、私が泣き叫んで抵抗したため、結局捨てることができないまま。すると、小学校に入るくらいのころに親戚が集まって私の枕を捨てるという事態にまで発展しました。
この枕を捨てられるときのことは今でもよく覚えています。
身体の一部を失うような強烈に嫌な気持ちで、泣き叫びながら引き離された枕を見詰めていた記憶があります。
それから、同じころに使っていたピンク色のタオルケットもお気に入りでした。自分のにおいや好きな肌触りにくるまれていると安心することができたので、タオルケットはとても好きな寝具でした。
このタオルケットは捨てられることなく、私が高専に入学して寮生活を始めるまで10年以上は使っていたと思います。とはいえ寮生活するころには擦り切れたり糸がほつれたりしてボロボロになっていましたが…。
その後、ひとり暮らしを始めるときに両親が新しいタオルケットを買ってくれたのですが、選んでくれたのはピンク色のものでした。
たぶん私がピンク色のタオルケットが好きなのだと勘違いして買ってくれたのだと思います。私としては色よりも肌触りのほうが大切だったのですが、せっかく買ってもらったものだし肌触りもよかったので特に何も言わずに10年以上たった今でも使い続けています。
今でも自分のにおいがするタオルケットは安心感があって好きなんだなあ、と思います。
食器のルールは、無地のものだけを必要最低限に
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寝具と同じように、食器も基本的に柄のないものでそろえるなど、自分の気に入ったものしか使いませんでした。