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子どものころから、まわりと違う自分が嫌いだった。発達障害のある私が自信を持てた理由。

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「なんで同じようにできない?」まわりと比べて自信をなくした子ども時代

子どものころから、まわりと違う自分が嫌いだった。発達障害のある私が自信を持てた理由。

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私は物心ついたころからまわりと違う自分が嫌いでした。

例えば、真夏の晴天の日。元気に外で遊ぶほかの子に対して、まぶしくてほとんど目も開けていられない私。
プールで遊ぶときに、楽しそうなほかの子たちと、水に顔をつけるのが怖い私。

当時は、みんな自分と同じ感覚なのだと思っていました。なので、「みんなこんなつらい状態で頑張ってるのにどうして自分は同じようにできないんだろう」と考えてしまい、どんどん自分がダメな人間だと思うようになっていきました。

小学生で不登校になってからは自分の将来を悲観してしまい、さらに自分を嫌いになっていきました。

そんな私も中学校に入ったころに、プログラマになりたいという気持ちを強く持ちました。
「こんなに楽しくて、ずっとやり続けたいことが見つかるなんて!」。将来を悲観していた私にとって、大きな前進です。

このとき、少し自分を好きになれました。それからは、もう自分を嫌いにならないよう、プログラミングに関してかなりの勉強をして努力してきました。

…一見とても前向きな話のようにも思えるかもしれません。

でも、今振り返ってみると、「こんなにダメな自分が唯一、人並み以上にできるのがプログラミング。これを頑張らなかったら自分には価値がなくなってしまう」と思い必死になっていた気がします。

そんな気持ちでいたためか、相変わらず、まわりと自分との比較は続き、気分が落ち込んだり、ちょっと褒められると嬉しくなって調子に乗ってしまったりを繰り返していました。


社会に出てうつ病に…。同業種への転職で「まわりからの評価」に変化

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社会人になって、ずっとやりたかったプログラミングの仕事に就くことができました。でも、同期の人たちや先輩たちとは馴染めず、せっかく鍛えたプログラミング能力を活かすこともあまりできませんでした。

当然、会社からの評価も散々でした。その後、うつ病になってしまったこともあり、失意のうちに退職。

それでも、中学生のころから努力してきた思いは捨て切れません。しばらくの療養を経て、「これでダメならプログラマをやめよう」と思い、同業種の会社に転職。するとその会社では、それまでの経験からは想像できないくらい高い評価をしてもらいました!

私がやっていることはそれほど変わっていないのに、周囲の反応や関係については本当に劇的な変化があったのです。

■例1: 自分が最善だと思うプログラムを組んだとき
1社目の場合: 「勝手なことをするな!」とか「ほかのところと同じようにすればいいから」と言われた。

転職後の場合 : 「おお!その手があったか!」とか「神!」「先生!」みたいなことを言われた。

■例2: 飲み会の場であまり話さなかったとき
1社目の場合: 「なんだよあいつ、愛想悪いな」と先輩が言っているのを耳にした。
転職後の場合: 特に陰口を言うわけでもなく、たまに話をしてくれるくらいでそっとしてくれた。

これらの経験から、同じような対応や行動をとっていても、環境によって人が言ってくることや反応が全然違うんだ!ということに気づきました。

「不確かなまわりの評価をずっと気にして自分を嫌いになってしまっていたのか…。なんだかバカバカしいな」と思うようにもなりました。

それからは徐々に、自分が人と違うことや、どう思われているのかを気にしないようになりました。

いつの間にか自分を好きになっていた

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「人の評価を気にしなくていいや」と思えるようになってから、いろんな面で自分がやりたいように振る舞えるようになってきました。
(まわりの人を不快にさせる言動を意図的にするようなことはもちろんありませんが。)

例えば、職場の人たちからランチに誘われたとき、気分が乗らなかったら断れるように。
また、自分の意見を話すとき、堂々と言い出せるようになりました。これらは単に、社会人になってから経験を積んだことで、私自身の振る舞いが、人に受け入れてもらいやすいものになっていったという側面もあるかとは思います。

いろいろな歯車がようやく噛み合ってきただけなのかもしれません。でも、こうして自分が自然に振る舞える時間が増えてきたら、いつの間にか、まわりと違う自分を認めることができるようになり、自信が持てるようになっていました。

自信を持てた今の私が、かつての私に伝えたいこと

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ありのままの自分が受け入れられていると確認できたり、自然なままの自分を誰かに否定されないことで自分は自分のままでいいんだと感じることができました。これが、自分を好きになり、自信を持てるようになった理由だと考えています。


自分のことが嫌いで自信も持てなかったころの私に対して、今の私から何か伝えることができるなら、「自分が嫌いでいろいろともがいているかもしれないけど、自分が自然なままに振る舞っても普通に接してくれる人たちはいるよ。今磨いている技術力を高く評価してくれる環境がみつかるよ」と言葉をかけたいです。

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