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「保育園にゲタはダメ!」ママの反対に息子・むっくんが提案した、みんなが笑顔になれる解決策

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むっくん、保育園にゲタで行く!?

「保育園にゲタはダメ!」ママの反対に息子・むっくんが提案した、みんなが笑顔になれる解決策

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むっくんはゲタが大のお気に入り!昨年の夏はほぼゲタで過ごしました。歩きにくそうな気もするのですが、鼻緒をしっかり指に挟みゲタを飛ばすこともなく器用に走り回っています。家族で過ごす時間にゲタをはくのは構わないのですが、ついにゲタで保育園に行きたいと言い出したから、さぁ大変。

ゲタはダメ!ゲタをはく!!平行線の母子

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さすがに保育園でゲタは色々と危険な気がする私。走り回って脱げたり飛ばしたり。しかもゲタで踏まれるとかなり痛い(体験済み)。本人だけでなく、お友達にけがをさせることも考えられる…。今はまだ私の目の届かないところで履くことは受け入れられません。
けれども「ダメ」と言って「わかりました、お母さん」なんて言う子ではありません。平行線をたどる私たち。どうやって納得してもらおうか…。

むっくんを説得しようとしたけれど

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むっくんは何事も理由や理屈を知りたがります。というよりも、そこを理解しなければ基本的に人の意見に従いません。私が力で押さえつけたら、押さえつけた分のエネルギーがそのまま跳ね返ってくるタイプ。

そこで、なぜはいていくのは困るのか、やめてほしいのかという理由を話して、説得してみることにしました。

むっくん、癇癪をおこす

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しかし玉砕…結局うわーっと癇癪を起こしてしまいました。


散々暴言を吐いたものの、しばらくしたらクールダウンしてその日はあきらめて保育園に行ってくれました。渋々ながらも理解してくれたかなと私はほっとしました。

ところが3日後、むっくんから提案が

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再びゲタで行きたいと言い出したむっくんに私は焦りました。また朝から癇癪ですか…。うんざりしかけた私に、むっくんは思いもよらない言葉を続けました。

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むっくんからの提案は私の思いを理解して、さらに自分の欲求も大切にするものでした。

そして私とむっくんの意見の対立を見事に解決する譲歩案だったのです。

意見が対立したって、二人とも笑顔でいられる解決方法も必ずある

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私はそもそもゲタを許可するか否かの2択でしか考えていませんでした。
簡単に2択で結論を出した私と違い、むっくんは3日間、どうすれば良いのか考えていたのだと思います。

私の思いに耳を傾け、考えてくれたむっくん。一方彼の思いを100%否定し、尊重できる方法を考えようともしなかった私。

むっくんの思いを嬉しく思いながらも、自分の行いを恥ずかしく思いました。

自分で考えて、自分で決める

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私たちはこの件以降、行先に応じてゲタをどうするか話し合うようになりました。

長時間歩く日はそのことを伝えて、「足が痛くなって歩けなくなることが心配」など私の気持ちを指示や説得にならないよう気をつけて伝えます。すると靴にはき替える日もあるし、靴を持っていく日もある。痛くてもはきたいと自分で決断すると足が痛く赤くなっても一生懸命歩きます。
その日の気持ちや体調に応じて落としどころを考えているようです。

意見が対立したとき、許可や指示、脅しに強制、説得などを使い、私の意見を通すと癇癪を起こすむっくんでしたが、自分でどうするか考え、決めてもらうと穏やかに過ごせます。小さな出来事でも親の意見に従わせるのではなく、メリットもデメリットも理解した上でどうするのかを自分で考え、自分で決めることは、子どもをうんと成長させるのだと感じました。

私とむっくんの意見の対立は日常茶飯事ですが、できるだけむっくんの声に耳を傾け、話し合うように心がけています。

もちろんうまくできない日もあるし、親の力を使ってしまう日もあります。それでも二人で考えて、それぞれの気持ちを大切にする、二人とも笑顔でいられる折衷案を見つけていけたら素敵だなぁと思っています。

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