発達障害フレンドリーなサッカー観戦、霞が関おしごと体験、震災時の障害者支援がテーマの映画など――夏休みのお出かけや自由研究にも!?ぴったりのイベント情報をお届け
【ニュース】事前に親子でチェックして不安を減らそう!「成田空港でやること」の予習ができる冊子が発行
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もうすぐ夏休み。どんな夏休みを過ごすか決まっていますか?飛行機に乗って家族で旅行に行くという方もいらっしゃるかもしれません。楽しい旅行、でも空港を利用するのが初めてのお子さまにとっては、空港という場所も飛行機に乗るまでの手続きも不安に繋がることも...。
そんなお子さまに向けて、成田国際空港で『空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」』が導入されました。この冊子では、鉄道やバスなどで空港に到着してから搭乗・降機するまでの全行程の事前学習ができるようになっています。成田空港にはターミナルが3つあり、そのターミナルごとにそれぞれ国際線用と国内線用が用意されているので、冊子の種類は全6パターン。一般社団法人日本発達障害ネットワーク監修のもと制作されました。
冊子の中では各設備や搭乗手続きについて写真やイラスト付きで紹介されています。
ホームページからダウンロードができるので、旅行に行く前の事前学習ができます。旅行当日も冊子を持って空港に行けるので、見通しを持って行動できますね。
待ち時間が発生する場所などもマークでわかりやすく示されているので、親子で冊子を使うことで子どもにとって苦手や不安に繋がる場面を事前に把握し、対応方法を考えておくこともできます。ぜひ一緒に確認して、旅行当日をむかえてみてはいかがでしょうか。
成田国際空港には他にも問い合わせシートや保安検査場コミュニケーション支援ボードなど支援ツールが複数用意されており、こちらもホームページからダウンロードできたり、内容の確認ができます。旅先だけではなく空港でも快適に過ごせるよう、準備ができるといいですね。
【名称】空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」
【入手可能場所】成田空港内の全てのご案内カウンター、成田空港WEBサイト
【イベント】映画「星に語りて~Starry Sky~」ー災害が起きたとき、障害のある人とその支援者は(全国)
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2011年3月11日に起きた、東日本大震災。被害状況や被災された方の生活について、メディアを通して知ることはありましたが、その中で障害のある方の様子について目にする機会はほとんどなかったのではないでしょうか。
この映画では、岩手県陸前高田市の「あおぎり作業所」、福島県南相馬市の「クロスロード・ハウス」の2つの共同作業所や全国障害者ネットワークが、個人情報保護の壁にぶつかりながらも、被災した障害のある方たちに関する情報収集と生活復旧のために動く姿が描かれます。
映画はフィクションではありますが、当時を知る人々への詳細な取材をもとに、7割は実話がベースになっているそう。映画を通して、大きな災害が起きたときに障害のある方がおかれた環境を知り、支援のあり方や災害への備えについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。
障害当事者がキャストとして出演している点も、この映画の大きな見どころです。
上映会は、8月22日(木)に神奈川県横浜市の横浜市旭区文化センターサンハートで実施される他、全国各地でも開催されています。ホームページをチェックの上、お近くの上映会に足を運んでみてください。
上映会情報
【日時】2019年8月22日(木)13:00〜
【場所】横浜市旭区文化センターサンハート(横浜市旭区二俣川1-3)
【定員】200名
【チケット】一律1,000円
【問い合わせ先】きょうされん神奈川支部 メール:yume21kamihosikawa@r8.dion.ne.jpTEL:045-334-0491
http://www.kyosaren.or.jp/starrysky/
星に語りて~Starry Sky~| きょうされん
【イベント】発達障害の子どもたちも楽しめる!「サッカー&ユニバーサルツーリズム」イベントを開催!(神奈川県)
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10193000062
株式会社JTB、全日本空輸株式会社(ANA)、富士通株式会社の3社と、共生社会ホストタウンである神奈川県川崎市によるユニバーサルツーリズムの取り組み、「川崎フロンターレ対大分トリニータ戦」観戦交流イベントが開催されます!発達障害の子どもを対象とした、日本初の「サッカー&ユニバーサルツーリズム」のイベントです。
イベントは7月27日(土)に等々力陸上競技場にて行われる試合の観戦、28日(日)川崎フロンターレのコーチによるサッカー教室と、2日間に渡って開催されます。
川崎市と大分県在住の発達障害のある子どもたちとそのご家族が対象です。JTB、ANA、富士通の3社と川崎市がそれぞれの役割で今回のイベントをサポートします!
富士通が川崎市自閉症協会監修のもと制作した、発達障害のある子どもの世界を疑似体験できるVR映像コンテンツを用い、JTBがツアーに関わる関係者に「心のバリアフリー」研修を実施。またツアー中は川崎市が移動用に福祉バスを用意、大分市から観戦のため移動するご家族にはANAが空港内や機内で安心して過ごせるようサポートを行います。
終了後には、富士通の「きもち日記」というソフトウェアを使い、体験した内容を絵日記のようなかたちでお子さま自身に綴ってもらうことで、思い出を振り返り、イベントを締めくくることができます。
感覚過敏や外出先での行動に不安がある発達障害の方やそのご家族は、大勢の人が集まるイベントに足を運ぶことをためらうこともありますよね。今回のイベントでは、1日目の試合観戦時には等々力競技場のメインスタンドを見渡せるスカイテラスを一時的にセンサリールームとして利用、発達障害の子どもとその家族が安心して試合観戦ができる環境設定を行い、2日目のサッカー教室でも研修を受けたスタッフのもと、サッカーを楽しむことができます。
今回の連携をきっかけに、JTB、ANA、富士通の3社および川崎市は今後さらにJリーグと連携を強化し、さまざまな障害のある方が外出やスポーツ観戦を楽しむことができるよう、取り組みを広めていくとのこと。今回は川崎市と大分県在住のお子さまとそのご家族が対象ですが、こうした取り組みがもっともっと広がって、家族でスポーツイベントに足を運びやすくなると良いですよね!
https://www.ana.co.jp/group/pr/201906/20190628.html
発達障がいのある子どもたちに向けた 「川崎フロンターレ対大分トリニータ戦」の サッカー観戦交流イベントを開催 | 全日本空輸株式会社
【イベント】夏休みだけの特別なプログラムで、府省庁のお仕事を知ろう!「こども霞が関見学デー」(東京都)
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017478
各府省庁が毎年夏休みに、子どもたちに向けて特別な体験ができるイベントを実施していることはご存知でしょうか。
親子のふれあいを深め、子どもたちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会、「こども霞が関見学デー」が今年も開催されます!この取り組みでは、政府の施策に対する理解を深めてもらうことも目的とされています。
プログラムは業務説明や省内見学、各種ワークショップなど、各府省庁がそれぞれの仕事の内容に触れることができるものを企画しています。
●文部科学省
・大臣と話したり記念撮影ができる「大臣室へようこそ」
・ジオパークの岩石標本が作れる「世界に一つの岩石標本製作」
●厚生労働省
・セサミストリートの教材を使って発達要害について学べる「セサミストリートサマーキャンプ@こども霞ヶ関見学デー」
・受動喫煙対策推進マスコットのアテレコ体験もできる「人気声優水田わさびさんが教える姿勢と呼吸と健康のヒミツ!」
・身の回りの物を使って、薬がどうやって働くのかが化学実験できる「くすりはどうやって働くのかな?化学実験してみよう!」
●農林水産省
・だしを飲んでみよう、かつお節を削ってみよう、色々な日本茶の種類を体験しよう「きみも和食王になろう」
・木になるリンゴの数を計測してみよう!「測って、遊ぼう!統計ランド」
・レトルトカレーとレトルト米飯の加温、盛りつけ、試食体験ができる「レトルト食品の秘密と体験試食会」
●総務省
・VR防災体験車による災害疑似体験、消防服を着てホースと筒先を使用した放水体験「消防士の仕事を体験してみよう!」
・日本で唯一の宇宙天気予報センターの活動を展示と工作で紹介「宇宙天気はかせになろう!」
などなど、各府省庁が多彩なプログラムを実施するので、お子さまの興味のありそうなものや、普段はなかなか体験できないプログラムに参加してみてはいかがでしょうか。自由研究のテーマになりそうなものに参加してみるのも良いかもしれませんね。
当日自由に参加できるものと、事前申し込みが必要なものがあります。日程も各府省庁で異なるため、詳細は各府省庁のホームページをご確認ください。
※参加府省庁:内閣官房、内閣府、宮内庁、公正取引委員会、警察庁、個人情報保護委員会、金融庁、消費者庁、復興庁、総務省、法務省、外務省、財務省、国税庁、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、特許庁、国土交通省、気象庁、環境省、防衛省、会計検査院、国立国会図書館
上記以外にも、多くの府省庁がプログラムを提供しています。各府省庁のホームページよりご確認ください