楽しい放課後等デイで友達トラブル!?広汎性発達障害の娘が「相手の気持ち」を学べた貴重なできごと
通い始めたきっかけは、親子関係の改善。
広汎性発達障害の娘は、現在、放課後等デイサービスに通っています。
2年生ごろから、家での療育や、宿題への取り組みがうまくいかなくなり、関係性が悪くなっていった私たち。家族でずっと一緒にいると衝突も多い…ピリピリした親子関係をどうにかしたいと、放課後等デイサービスに通うことを決めました。
娘は放課後等デイサービスが大好きになり、私との関係も改善していきました。
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娘にとって楽しい場所が増えた…私はそれだけでも満足だったのですが、放課後等デイサービスは娘が成長するのにとても大事な場所だったのです。
学校とはちょっと違った友達関係。
娘は学校で、仲良しの子もいて、友達関係に特に不安はありませんでした。そのため、また新しく友達が増えるな~ぐらいにしか考えていなかったのですが、放課後等デイサービスでの友達関係はちょっと違います。
学校とは違い、娘の他にも発達の偏りや障害がある子が通っているため、ここでは娘は特別ではありません。
学校の場合、娘が何か間違ったことをしたり、突拍子もないことをしたりしても、周りの子どもたちはあーさんに合わせてくれます。
しかし放課後等デイサービスでは、それぞれが自分の興味にしたがって動いていることが多いし、ときには予測不能の動きをすることもあります。
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放課後等デイサービスの友達にはそれぞれ強いこだわりや特性もあるため、学校ではあまりみられないようなトラブルが起きることもありました。
友達とのトラブル発生。
放課後等デイサービスに通い始めて少し経ったころの話です。
この日、お面で遊んでいた娘。
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自分でかぶったり、先生にかぶせたりしていたそうです。そのとき、おやつを食べていた友達に…
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後ろからいきなりお面をかぶせた娘。しかし、この友達はいきなり人が近づくことを、嫌がる子だったのです。
娘に対して、
「やめろ!だれだよ!おまえ!あっちいけ!」と怒鳴りました。
娘は驚きながらも、「だれだ」という質問に対して、自分の名前を答えたそうです。
娘はおそらく、一緒に遊ぼう…楽しませようという思いだったのでしょう。しかし、娘にも嫌なことや苦手とすることがあるように、この友達にとって娘が後ろからいきなりお面をかぶせるという行為は、ものすごく不快なものだったのでしょう。
トラブルで、感じてもらいたかったこと。
トラブルがあった日、放課後等デイサービスの先生からこの話を聞いた私。
突然お面をかぶせてしまった子に申し訳ない…そう考えていたのですが、
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先生は、「いきなり怒鳴られて、娘さんが嫌な思いをしたんじゃないかと心配です。これで、ここに来ることを嫌がったり友達を恐がったりしないか…止められなくてすみません。」
と娘の精神面の心配をしてくれました。
確かに、怒鳴られたとき娘は驚いたかもしれません。
しかし私はこれは娘にとっていい経験になったと考えました。
娘はたびたび、家でも学校でも、自分のこだわりで泣き出すことがあります。誰にでも嫌なことはあるということ…そして、自分以外の人のこだわりを客観的に見ることで、何か感じることがあるかもしれないと思ったのです。
トラブルからの成長。
家に帰り、私は娘と話をすることにしました。
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娘は、全く"怒られた"という感覚はありませんでした。
精神的には傷ついていなかった娘ですが、相手に嫌なことをしたという認識があったのか聞いてみると…
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娘はその状況に立たされただけでは、まだ自分から学ぶことは難しいようでした。
しかし先生が相手の気持ちを代弁してくれたおかげで、相手が嫌だったことを、ちゃんと理解することができていました。
自分以外の個性を認める。
通い始めて10か月が経った現在、娘はすっかり放課後等デイサービスと、そこに通うお友達関係にも慣れました。
Aくんは、同じ曲を何度も聞くのが好きとか…
Bくんは、仲良くしたいけどやり方がわからなくて、ちょっかいを出してお友達に怒られてしょぼんとしちゃうとか…
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娘が自分以外の子のこだわりを理解し、それを頭において接している話を聞き、ここで過ごす日々は予想以上に娘を成長させてくれていると感じました。
いろんなトラブルもあるけれど、娘は放課後等デイサービスが大好き。
これからも楽しい時間を過ごしつつ、自分の成長に繋げていってくれたらいいな~と思います。