長時間移動はパニック必至…!?自閉症息子に合わせた「総崩れ回避」策で、帰省を乗り切る…!
見るのは大好きな乗り物達。でも、実際に乗るのは…?
帰省やレジャー、講習会や体験イベントなど、長期のお休みは普段よりも遠方へのお出かけが増える方も多いかと思います。
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私は実家が少し遠方にあり、年に2~4回は帰省で片道約5時間の電車旅をすることになります。バスや在来線はまだ数十分の乗車で済むのですが、問題は新幹線です。乗車時間が長く、景色は流れが早すぎて子どもが飽きやすいため、イライラグズグズからのパニックになりやすいのです。
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そんな新幹線を何とか無事にやり過ごそうと、毎年小さな対策を心がけています。基本的にはおもちゃやオヤツで気をひいたりと、ごくごく普通の対応をするだけで特別な秘策があるわけではないのですが、とにかく“ストレスからの総崩れ”に気をつけて過ごすようにしています。
移動中に“なんかヒマ”を作らない。
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とにかく“なんかヒマ”を作らないことが一番重要なのかなと思います。「なんかヒマ」が続いてしまうと、
・なんかヒマ→移動したい→座らされる
・なんかヒマ→他のオモチャで遊びたい→他にはもうないよ
という流れから、「こんな不自由な場所イヤだ!早く降りたい!!」とグズリが始まってしまいます。そうなってからでも一時的に気を紛らわすことはできますが、抜本的な解決(新幹線を降りる・家に帰る)はできないため、やがてパニックになるのもやむなしという状況に!そんな地獄絵図はできるだけ避けたいところです。
その時の興味に合わせつつ、”NGなもの”を避ける。
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新鮮なおもちゃは興味を引きやすいですが、コウは「いつものアイテム」に安心しやすい子であったのと同時に「一発退場なNGポイント」も多い子であったため、できるだけ一度は触らせて反応を見るようにしていました。
絵本は好きでも飽きるのが早かったため、小さい本を数種類持って行ったり、そこからクイズを出したりしていました。
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小さい頃はもちろん、今も有効なのは、スマホやタブレットに子ども向けアプリを入れたもの。お絵かきアプリがあると自分で線を引いたりして遊べるほか、記号や果物や動物を描いて、「さんかくは?」「ゾウは?」などと聞くことでマンネリを防ぐことができました。