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騒音や飛び出し…ヒヤヒヤする生活から脱却したい!叱らず笑顔で過ごせる、発達障害むっくん仕様の住まいづくり【前編】

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そうだ!家を建てよう。


子どもが産まれてからずっと賃貸の集合住宅で暮らしていた私たち家族。

むっくんが年中さんになり、就学を意識したところ、環境の変化に弱いむっくんを転校させることは避けたいという思いが大きくなり、小学校入学前に生活拠点を落ち着けようと動き始めることになりました。

当時はマンションもいいよねーなどのんきに考えていましたが、5歳と2歳の激しい男子との生活はとにかく賑やか。「跳ぶな座れ!」「走るな歩け!」「追いかけっこ禁止!」「アリさんの声~!!」と叱ってばかり。更に休日はうるさくて自宅で過ごせず、朝から晩まで車で彷徨うように…
今の暮らしは私がツライ!静かにしなさいって叱りたくない!と追い詰められ、一軒家を建てることになりました。

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住宅メーカーを考える


予算、性能、デザイン、標準仕様、工期など様々な選択基準はあると思いますが、我が家は災害に強いことを一番に考えました。

被災したとしても我が子は避難所で長く生活することが難しいと考え、できれば災害時も自宅で安心して過ごせることや、仮に大きく被災しても災害後に早期住居再建ができるかどうかも大切でした。

住宅再建には住宅メーカーの力が不可欠ですし、広い地域での災害の場合はメーカーの組織力も必要だと考え、災害時の対応が早く、実績もあるメーカーから選択することに決めました。


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設計にあたり、私たちのコンセプトは「子どもが叱られない家」でした。
子どもたちと過ごせる時間はそう多くはないので、私たちが老いた後に住みやすい家ではなく、子どもが楽しく過ごせる家に焦点を絞りました。

遠い未来のことはわからないので、その時リフォームすればいいや!の心意気で、現在の困りごとをできるだけ解決できるよう考えました。

困りごとを意識した住宅設計

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我が家はもともと音への配慮があるメーカーを選んだので、標準仕様のみで何か追加したわけではないのですが、
・窓に複層ガラス
・外壁に遮音効果のあるものが採用してある、気密性もある
住宅です。

実際住んでみてとても静かで驚いています。以前の賃貸では窓を閉めても子どもたちの声が漏れていましたが今はそんなこともなく、屋外からの音も以前より静かになりました。

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出かける前などに、興奮して勝手に外へ飛び出してしまうことが危険だったので対策を取りました。

・玄関ドアはサムターン(ドアの内側に取り付けられている、施錠・解錠用つまみ)を外して
・手動開錠ではなく電子錠を採用
・更にドアを開けると警報音が鳴るように
これらは防犯仕様ですが、逃走防止にも役立っています。


また、間取りでもリビング階段を取り入れ、リビングを通らないと外出できないように設計しました。

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ドアが凶器の我が家。むっくんは力加減が苦手なため、ドアに走り込んで正面衝突したり、勢いよく閉めた所に弟が挟まったりする怪我が頻繁に起こるので、
・室内ドアは全てガラス面が少なく
・扉がゆっくり閉まるソフトクローズ機能付きの引き戸で統一
割れることもなく、力をかけてもゆっくり閉まるので以前より安心です。

また、好奇心旺盛な兄弟は窓からの落下事故が心配でした。そこで
・2階の子ども部屋の窓には一時的に柵も設置
窓の高さにも、気を使いました。
・大きく開放できない滑り出し窓を多く採用
・窓の高さも高めに設計
・それでも心配な窓には内格子を装着
珍しい内格子ですが、落ちないので安心できています。

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前項と同じく、力加減が苦手で行動が激しいため、どうしても色々壊すことが多いむっくん。
・壊れても諦めがつくよう、屋内の壁紙や床などに高価なものは使用しませんでした
・また家具は少なめに
・インテリアも必要最低限にして壊れるものを減らしました
・きっと何かされる壁紙は汚れの取れやすい素材の白の無地で統一
壁の下地は白なので、破れても剥がされても目立ちません。
実際もうやらかしていますが、白色なら市販の補修材があるのでとても助かっています。・更に火災保険で家財にも補償をつけ
・子どもが壊したテレビなどの家電も補償対象に
それだけでもいくぶんか心穏やかに過ごせています。

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次回につづきます


次回は子どもたちの少しだけ未来に向けて意識したこと、更に新しい家での予想外の効果について書いていこうと思います。

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