片付け・掃除がニガテな凸凹家族…家電・収納、使いこなせないものがいっぱい!だったら思い切って…?!
いつの間にか散らかる...凸凹家族が暮らす家
我が家では私がものを持ちたがらないこともあり、"片付いていない"といっても床が見えないくらいゴミで埋まっているほどではありません。子ども達も自分のものにはこだわりがあり、買うときに厳選するので持ちものの数は多くありません。
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自分のものと認識しているものはキーボードやiPadや本など趣味のものと布団、学校の教科書だけ。カバンも財布も靴も1つずつしか持っていません。
自分が選んで購入したものは自分のものと分かっていてそれなりに散らかさず管理していますが、"一時的に自分の元にあるもの"は管理が難しいようです。例えば、学校から来たプリントや、宿題の束、お母さんの棚から持ってきた本、家族共用の充電器などは、その辺に置いて忘れてしまいがち…。
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見つけたときに私が処理すればいいのですが、そこにあるものが使いかけなのか、使い終わって片付け忘れた状態なのか、見た目では状況判断ができず…。更に夫にはその辺にあるものをなんとなく手に取って移動し、他のことが気になったところで手から離す癖があります。
ええ、もちろん手から離すときにはその下に何かが隠れることなど考慮していません。
そういうことが積み重なって散らかっていくのですね。
気づくと不潔に!?見えていないものをすぐに忘れて...
それでも散らかっているだけなら、大した問題ではないのです。問題は散らかっていると、ものに隠れたものが見つからなかったり、隠れているところの掃除が行き届かず不潔になったりすることです。
私は、目の前のものを整理整頓したり拭いたりすることはまあまあできますし、一度見たものの風景をある程度覚えていられます。息子も娘も同様です。なのでものをなくすことはあまりありません。
問題なのは「不潔」のほう。
実は私には「見えていないものをすぐ忘れる」という特性があります。すぐ忘れるというのがどれだけすぐかと言うと、「鍋にふたをすると何を煮込んでいたか忘れる」レベル。自覚は薄いのですが、おそらくワーキングメモリに問題があるのでしょう。電子レンジや炊飯器にピー!という音を付けた人にノーベル賞をあげてほしいと常日頃から思っています。
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冷蔵庫の中身もそもそも冷蔵庫のドアを開けないので管理ができず...いつしかその日のうちに使ってしまう分しか食料品を買わないようになりました。普段冷蔵庫に入っているのはバターとマスタードの瓶、後は氷が一年中ゴロゴロと入っている(自動で作られるので)だけです。
洗濯機も洗濯していたことを忘れていて夜に気づいて洗い直すことも多いですし、フタのある戸棚も中身の管理ができません。タンスの中に入っているものもよく分からないので、多分子どもたちの服は着られないサイズのものが大半を占めていると思います。
ものの絶対数が少ないのであふれてはいませんが、地層のようになってしまい、収納なども全く活用できないのです。
以前頼んでいた生協の宅配も、荷物がフタつきの発泡スチロールに入ってやってくるので解約してしまいました。
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たまたま見かけた便利グッズに発想転換のヒントが!
ところが、5年ほど前のある日…
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私は手にネトッとしたものが触るのが大変キライで、三角コーナーの掃除も怠りがちでした。しかし、その便利グッズを目にしたとき、私は気が付いてしまったのです。
「入れ物を活用するのがそんなに大変なら…失くしてしまったらいいんじゃない!?」
収納も家電も...使いこなせないものは、思い切って撤去してみた
それから、2度の引っ越しを経て、フタのあるものをリストラし、なるべくフタのないものへと取り替えました。
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さらに昨年の春にもう一度引っ越した際、アパートの目の前にスーパーとコインランドリーがあるのを見て、ついに冷蔵庫と洗濯機もリストラしてしまいました。不便が出てきたらまた買えばいいと思って始めたのですが、あれから1年、意外と困っていません。暑い夜にどうしても冷たい飲み物が欲しくなり、駅前のコンビニまで行ったことがありましたが、それも2~3回のこと。
このために365日、家にあんな大きな箱を置いて冷やし続けていたのかと思うと、逆に不思議です。
大きなフタの付いた箱を家から撤去してみると、家の中に死角が少なくなり、とりあえず隠しておいた段ボール箱などを捨て忘れることも無くなり家の中がスッキリしました。
ついでに、吸い込んだゴミが溜まっていることに気がつかず、ゴミパックを開けるたびに大変な思いをしていた掃除機もやめてしまいました。皆さんはご存知ですか?ゴミパックの限界を超えて掃除機をかけようとすると、全く吸い込まなくなるんですよ!しかもそうなってから不用意に掃除機を開けると、紙のゴミパックがぽんって爆発するんです!!(涙)
掃除機があるときは「掃除は掃除機を使ってするもの」と思い込んでいたのですが、なくなってからよく考えてみるとわが家はみんな掃除機の音がキライで、掃除機をかけている間歯をくいしばって耐えていたのですよね。私もあの「ブィィイイイ~ン」という音を我慢して掃除機をかけていたのですが、ホウキに替えたことでその音のストレスから解放され、以前よりこまめに掃除をするようになりました。
習慣を疑ってみると、新しい発見があるかも
わが家のように「便利なものでも世話ができないものは使わない!」と何もかも排除していくのは、誰でも使えるライフハックではないと思いますし、私も決しておすすめはしません。
しかし自身に発達障害があったり、発達障害のある子どもを育てていたりすると、家をキレイに保つということが鬼難度だったりします。もし日々の片付けや掃除で消耗していると感じたら、「もしかしたらこの作業、丸ごとなくてもいいんじゃないか?」と疑ってみるのも、たまには良いんじゃないでしょうか。