工作が大好き!でも作るものは決められない…「自由に」が苦手なASD息子に、考える力をつけてほしい母が提案するのは?
工作が大好き!だけど…「何を作ったらいいと思う?」
Upload By 丸山さとこ
息子コウは“図工”の授業で行うようなこと全般が大好きです。絵を描いたりティッシュを染めたり、おもちゃを作ったり折り紙を折ったりと色々なことをして遊びます。
そんな「物を作るのって楽しい!大好き!」なコウですが、彼は“明確な指針がないもの”が苦手です。「好きなものを作ったらいいよ」「自由にしていいよ」と言われても、「どうしよう…何を作ったらいいんだろう?お母さん、何を作ったらいいと思う?」と悩み始めてしまいます。
「何を作ればいいのか、お母さんに聞けばいいや!」と頼り切りになってしまっては、自分で選んだり決めたりする力が育たないだろうと思います。今は難しくても、段々と身につけてほしいスキルです。
ですが、「考えてごらん」とコウに全てを任せてしまうとハードルが高すぎて、イライラしたり不安になったりして考えるどころではなくなってしまいます。
テーマがあることで“選びやすく”なる!
Upload By 丸山さとこ
そんな風に漠然と広い範囲から「さぁ、自由に選んでいいよ!」と言われたら困ってしまうコウも、選択の範囲を絞ることで選びやすくなるようです。
コウのコンディションに合わせて範囲の大きさを決めるため、「折り紙する?絵を描く?」と2~4の選択肢を提案することもあれば、「季節の飾りを作るのはどう?」と、大きくテーマを決めて考えてもらうこともあります。
季節の飾りはモチーフが選びやすいので、コウにとっても制作のイメージを膨らませやすいようです。季節をイメージした色を塗ったり図鑑からモチーフを探したりして、シーズンごとに色々な飾りを作ってくれます。
リビング内のホワイトボードとチェスト上の2か所に、“コウが作った季節の飾り”を飾る場所を作っています。最近ではコウの方から「これ作ったから飾って」と渡してくれるようになりました。
(飾る場所を決めることで、コウの意欲をUPする効果の他に“作品の展示場所が無限に増殖する”のを防ぐ効果もあります!)
テーマだけ決めて後はコウの自主性に任せていると、時々こちらの予想を超えた作品を作り出してきて面白いです。先日コウが「端午の節句をテーマに描いたよ!」と言って渡してくれた絵は、まさかの“滝を登って龍になる鯉の絵”でした!
完全に意表を突かれた私が「兜か鯉のぼりか、ちょっと外して柏餅かな?って思ってたよ!」と驚くと、コウは「もう兜も鯉のぼりも折り紙で作ってあったから…端午の節句にぴったりの絵でしょ?」と笑っていました。
コウを見ていると、“代わりに考えてほしい”わけでも“課題がほしい”わけでもないのだろうな…と感じます。
範囲が広すぎてとっかかりがないことが「選べない」を作っているだけなのです。
そんな彼に“テーマという足場”を作ることで、「自分で選ぶこと」の手助けをできたらいいなと思っています。そうして選ぶ経験を繰り返す内に、何度も登ったことのある足場が見えてくるときもあるのだろう…と、“自発的に作られるようになった季節の飾り”を見ながら思うこの頃です。
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