2020年5月21日 07:54
眩しい!疲れる!便利なオンライン授業・会議も、視覚過敏・聴覚過敏の人にはつらい――「思いやり画像」で、やさしい社会のきっかけづくりを
このような相手によって音声を調節できる機能は、今、一般的に使われているオンラインのコミュニケーションツールにはないので、数人が一度に会話できてしまう会議などは、参加していると聴覚の情報が多すぎて疲れてしまいます。
僕は、視覚過敏は少な目ですが、それでもパソコン画面の明るさは眩しいと感じます。パソコン画面の明るさを調整して我慢できるレベルなのでいいのですが、かなり暗い画面にしないと見ていられない人もいます。
画面共有される資料が、文字が多かったり、色の使い方が自分に合わない時は、見ているのが辛くなります。
もう1つ、オンラインの場合、見る場所が多いので視覚情報の多さに疲れます。たくさんの人の顔が映像として画面にうつり、みんなが動くと見ているのが疲れます。参加者の顔以外にも、チャットで文字のコミュニケーションも必要なので、そこも見なければならなりません。視覚情報が増えてしまうデメリットがオンライン会議や授業ではあります。
視覚過敏や聴覚過敏にやさしいオンラインの世界になるために――背景画像をつくりました
世の中が急速にオンラインでの会議や授業になっているので、感覚過敏がない人でも慣れるのに苦労している人も多いと思います。
オンラインが当たり前の世界になるのも遠くないと思いますので、そうなる前に、視覚過敏や聴覚過敏などの理由でオンラインでのコミュニケーションが疲れてしまう人がいることも知ってもらいたいと思うようなり、オンライン会議や授業のための背景画像と説明資料を作成してみました。
Upload By 加藤路瑛
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少し文字が強いので、低刺激用の画像を僕が運営する感覚過敏研究所のコミュニティーのメンバーが作ってくれました。
Upload By 加藤路瑛
これらの画像の英語版も作成しています。全て無料公開していますので、ダウンロードして自由にご利用ください。
https://kabin.life/archives/1609
感覚過敏研究所:オンライン会議背景画像無料公開
SNSで公開したところ、たくさんの反響がありました。学校の先生や大学の先生など授業を提供する側の先生が、配慮が必要なことに気づいていただけたのは嬉しいことでした。
背景画像を使ってみた感想
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多くの人が背景画像にリアクションをとってくれます。