子育て情報『発達障害の娘の成人式――着慣れない振袖姿を見送って。母の心配をよそに、いじめを受けた中学時代の同窓会にも参加した娘は...準備は早めが肝心なワケも』

2020年7月10日 08:00

発達障害の娘の成人式――着慣れない振袖姿を見送って。母の心配をよそに、いじめを受けた中学時代の同窓会にも参加した娘は...準備は早めが肝心なワケも


式当日のハードスケジュールを心配して...

前撮り時に気分が悪くなったことから、私は娘に
「成人式に親は同行できないから、何かあっても助けに行けないよ。もう写真も撮ったし式は欠席したら?」
と言いました。

でも娘はどうしても式に参加したいようでした。さらには、
「成人式の日の夕方に、中学の同窓会があるから行こうと思う。ホテルでドレスコードがあるから髪の毛をアレンジして洋装で行く。」とのこと。

朝5時に美容院で着付けをし、1時間以上かけて電車で成人式会場に行く。数万人規模の成人式会場から帰宅後、着替えてホテルでの同窓会に参加...そんなハードなスケジュールを娘が一人でこなせるか一抹の不安がありましたが、もう見守るしかありません。


いよいよ成人式当日

当日朝5時、私は娘を美容院に車で送りました。
外はまだ暗く、美容院とコンビニだけが営業していました。
美容院に着くと、既に晴れ着姿の新成人が何人もいました。

発達障害の娘の成人式――着慣れない振袖姿を見送って。母の心配をよそに、いじめを受けた中学時代の同窓会にも参加した娘は...準備は早めが肝心なワケもの画像

Upload By 荒木まち子


着付けを終えた娘に問題発生!?「着物用の小さいバッグが閉まらない」

2時間後、美容院から着付け終了の連絡が来て、私は娘の着ていた服を引き取りに美容院に向かいました。
前回体調を崩したことを踏まえ、娘は緩めに着付けをしてもらったようでした。体調は大丈夫そうで一安心。

しかし、美容院で私と別れそのまま電車で会場に向かうはずの娘は何やらもたついている様子でした。
どうしたのか声を掛けると「バッグが小さすぎて閉まらない」と言う娘。

まさかと思ってバッグの中を見ると、予想通り小銭とカードでパンパンに膨れ上がった『ずっしり財布』がバッグを領占していました。

その場でお財布を整理して小銭と不要なカードを私が預かり、娘は軽くなったバッグを手に会場へと向かったのでした。


親の杞憂

体調を崩すこともなく無事に成人式を終えた娘は軽食を取った後、洋装に着替え中学の同窓会へ向かいました。

小学校高学年~中学時代は娘にとって(私にとっても)暗黒の時代です。娘は中2の途中で支援級に移籍していて、中学卒業時の謝恩会にも出席しませんでした。現在、娘は就職しているけれど多くの同級生はまだ学生のはず。

娘はどんな気持ちで当時の友達と会うのだろう?

もし当時娘をいじめていた同級生に会ったら…?

私は少し心配でした。

でも、私の心配は杞憂に終わりました。

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