【新連載】「私はこの子に必要とされていない」0歳から感じた違和感、キラキラ子育てばかりのSNSも遠ざけて...
未就学の娘、コト子との日々をお届けします!
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初めまして。現在、未就学の娘(コト子)を育てているkotoです。
コト子は、得意なことと苦手なことの高低差が激しい自閉症スペクトラムです。注意欠如多動性障害でもあり、破天荒な毎日を過ごしています。
私がコト子の異変に気づいたのは出産直後。まだ入院中のときでした。
母乳拒否、触るだけでギャン泣き…。
コト子の健康状態は良好だったので、周りのお母さん達と比べ、自分のお世話が下手なせいだと思っていました。
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抱っこすら拒否するコト子に「何かが違う」とモヤモヤして...
そこから1年近く、ずっと『何かが違う。赤ちゃんとはこんなに大変なのか?』とモヤモヤする日々。
目は合わない、呼んでも振り返らない。起きているときは、ほぼ怒っているか泣いているコト子…。抱っこしてあやそうにも、抱っこ拒否。
唯一泣き止んでくれるベビーカーに乗せて、ほぼ立ち止まらずに朝から歩き続ける毎日。
人との交流もできなくなり、とにかく1日を終わらせるのに必死でした。
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いつか私の方を向いてくれたら...1歳から療育園へ
そんな日々が続く中、買い物に出かけた先でふと、他のお母さんの様子が目に入りました。
片手で赤ちゃんを抱っこしながら買い物をしていたそのお母さん。片手に抱かれた赤ちゃんは、しっかりとお母さんにしがみついていたのです。
コト子は抱っこすら拒否するのに...そのときに強く感じたのが「私はこの子に必要とされていない」ということでした。そこから、コト子のためにやれることをやって、いつか私のほうを向いてくれたら...という思いで、1歳になってすぐ療育園に通い始めたのです。
そこは朝からお弁当を持って通園し、午後まで親子で集団活動を行う園でした。困り感のタイプは違えど、こんなに沢山の仲間がいる!と、勇気付けられたのを覚えています。親子で色んな経験をして、いつの間にか、私に触られても怒らなくなったコト子。4年経った今では、当時の困り感が嘘のようです。
ただ、やはり何も困り事が無くなる訳ではなく…。次から次へと、新たな課題が出てきます。
でも、1人で悩んでいたころとは違い、今では園の先生達や、理解ある人達がいます。
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同じ悩みを抱く人との繋がりが、心の拠り所に
普段はSNSでコト子との日々を発信しているのですが、SNSで発信しようと思った理由はシンプルです。
コト子が赤ちゃんのころ、インスタで必死に『同じ様なタイプの子』を探していました。でも、どこを探してもニコニコの赤ちゃん達と、キラキラした素敵なお母さん達が多くて...写真からも、穏やかな雰囲気が流れていました。
激しく落ち込んだ私は、SNSを避けるようにさえなっていました。
更に困り感の強い時期を経て、少しSNSを見る余裕ができたときに気づいたのが、『もしかしたら、今まさにあのころの私の様な子育てを、検索している人がいるかも』ということ。
そんな人たちの力になればとそう思って、少しずつ投稿していきました。
SNSは、医師やペアレントトレーニングの先生の勧めでもありました。同じような悩みを持つ人達との交流や、情報交換がしたいと相談していたからです。地域にそういった人達の集まりを見つけられなかった私は、SNSで沢山の人達と繋がることができました。
私は療育のプロでもなく、今でも子育ては分からないことだらけです。
でも、同じように頑張っている人達がいる。同じように心が折れそうな人達がいる。
感情のジェットコースターのような日々でも、深夜でも、誰かがいつもそこにいてくれる。
少しでも、誰かのためになれば、と思って始めた投稿ですが、私の心の拠り所にもなっています。発達ナビのコラムでも同じように、情報や交流を求めている方々とつながっていけたらと思い、コト子との生活をお届けしていきます。
まだまだ手探りの毎日ですが、よろしくお願いします。