2020年11月26日 07:00
幼稚園行事が続く秋に起きた、ショックな事件。自閉症息子の「小さな世界」は壊れかけていて…
は刺激であり、刺激はもちろん成長にも繋がるが、それ以上に負担をかけてしまうことにもなる。
6月に入園してから現在までに、コップやフォークを使えるようになったりなど、できることが急激に増えたちいさな息子の心にはどれだけの負担がかかっていたのだろう。
何かができるようになったことを喜んでいたのは周囲の大人で、息子はただ自分で見聞きしたことを模倣して楽しんでいるだけ。本当の意味でそれができるようになったわけではない。
無理をさせすぎた結果、荒れてしまったのではないだろうか。
療育の先生に相談し、話し合いの結果、イレギュラーなことを減らし、安定した園生活を送る方が、今の息子にとってはよいだろうということになり、
行事の晴れ姿を見たいという自分のエゴは捨て、今後行われる小さな行事から大きな行事まで、参加させるのを一旦やめるという判断に至りました。
過度な成長を望むのではなく、息子にとって安心できる場所で、穏やかな日々を積み重ねることが大切だということに改めて気づかされた出来事でした。
これからは無理をさせずに、息子のペースに合わせてゆっくりと成長を見守っていきたいと思います。
発語のない6歳、3歳、1歳の3兄弟。支援者と共に育児に奮闘する日々【新連載】