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かみ合わない?イライラ爆発…ケンカ多発の姉弟の会話だけど、大切にしたい理由

LITALICO発達ナビ

姉弟間のコミュニケーション。


広汎性発達障害の娘は、春から小学5年生。
発語が遅く心配した時期もあった娘ですが、今では日常会話はほとんど支障なく、伝えたことの理解も伝えたいことの説明もスムーズにいき、以前に比べたら安心感も増していました。

しかし、これが姉弟間になると、うまくいかないもので...

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息子は操作方法を聞きたいため、説明の言葉を待っていたのですが、娘は「どうやるの?」の質問に対して、やってあげて返す...という方法を取っていました。

視覚優位な姉と、聴覚優位な弟。


視覚優位の特性がある娘は、何事も見て判断するので、耳からの情報(言葉)は意外といらないことが多いです。

しかし、息子は対照的に聴覚優位。目で見るというより、耳で聞いて情報を収集するタイプ。

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息子は説明の言葉がほしくて「やり方教えてって言ってるでしょ!」とその後も何度も聞くのですが、娘は「え?さっき教えたじゃん」と言います。

二人のかみ合わない会話が続いたため、私は間に入りました。


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分かりやすい方法は、人それぞれ。

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視覚優位の娘は「見せたら分かるだろう」と思っていたみたいですが、どうした方が分かりやすいかは、人それぞれ。

自分が分かるからと言って、みんなそうとは限らないということを話しました。

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娘はしゃべりながら手を動かすということが苦手ながらも、弟に対して必死に言葉で説明し、息子は姉の説明を真剣に聞いていました。

言葉を忘れがちな姉と、言葉を待つ弟。


別の日のこと...

息子がタブレットで動画をみているときに、変なところを押してしまい、よく分からない画面になってしまいました。息子は、姉に助けを求めにいきました。娘が元に戻してあげようとすると、横から息子が手を出し、更に変な画面に。

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おそらく「触らないで」と言いたかったのでしょうが、興奮したときの娘は、なかなか先の言葉が出てこないという特性もあります。

息子は名前を呼ばれるたび、「なに?」「なに!?」と聞きます。


息子からしたら、呼ばれたから返事をしているのに、その先をなかなか姉が言わないので「いったいなんなんだ」状態。イライラした息子は怒り始めました。

一方娘は、自分が先の言葉に詰まっていることに気づいていないので、なぜ弟が怒っているのか分からず「そっちが変な画面にしたのに、なんで怒るの!?」と驚いていました。

回数を重ねて経験に。

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娘にとって、一番身近なコミュニケーションの勉強相手が息子です。

私たち親だと、娘が何を言いたいか、どう思っているかをどうしても先に察してしまうため、もめるところまではいきません。

しかし4歳の息子は、良くも悪くも感情のままに娘に向かっていきます。分かりにくければ怒るし、文句だって言います。娘にとっては、相手がどう思っているか、一番分かりやすく、勉強できる相手だと思います。


それに、息子は感情のままではありますが、意外と姉思い。娘がパニックになったら言い方を柔らかくしてくれますし、姉に『待って』と言われれば、真面目に待ちます。

せっかく姉弟になったわけですから、仲良くもしてほしいですが、たくさんもめて、お互いコミュニケーションについて学んでほしいというのが、私たちの思いです。

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