子育て情報『おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」』

2021年3月23日 07:00

おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」


目も合わず、おもちゃに興味も示さなかった息子。「好きな遊びは?」に答えられず...

おもちゃにも人にも興味なしの息子。接し方が分からず自分を責める日々で見つけた「お手本」の画像

Upload By かさはらあやこ

自閉症の息子。歩けるようになった1歳4ヶ月のころには第二子を妊娠していたため外出することが少なく、現在は幼児二人を連れて外出することが困難なため、療育に通う以外、3歳と9ヶ月の人生をほぼ家の中で過ごしてきました。

赤ちゃんのころからひとりで黙々と遊び、〝一緒に遊ぼう!見て見て!〟のように求められることは一切なく、母子手帳や健診の問診票に書いてある〝どんな遊びが好きですか〟という質問に答えることができなかった私。

「好きな遊び…えーと…」とうろたえていると、

「好きなおもちゃとか。こんな遊びをしているとか。何かありませんか?」と聞かれ、

「ちょっとわかりません…すみません」と答える。


自分の子どもが好きな遊びも、どんなおもちゃに興味があるのかも全くわからず、答えることができないなんて…と情けなくて悲しい気持ちになり、記入を求められた先で泣いてしまったこともありました。

それもそのはず、当時はおもちゃなどを渡しても正しい使い方で遊ぶことも興味を示すこともなく、床の傷やねじの穴などを触ったり、回りそうなものを回したりするだけ…

目も合わず、何も求められない状態で、どうやって息子に接したらいいのかわからず…声をたくさんかけてみたり絵本を読んでみたりもしましたが、なんの手応えもなく、ただ遊んでいる息子を見ているだけ。

わたしは子どもが苦手な面倒見の悪い人間で接し方も下手だから、自分のせいで息子は何も話さず、暗い性格になっているのだと思っていました。


療育に通い、息子と向き合い始めて。遊び方にも変化が

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1歳半で療育に通いはじめてから、先生が息子に接する様子をみたり質問したりしながら、少しずつ少しずつ向き合う努力をするようになりました。

段ボールで家をつくってあげるといいと言われればつくり、小さいものが好きなんだねと言われれば小さいものを与え、療育で使っているおもちゃでつくれそうなものがあれば100円ショップへ。療育の先生に『何かをする前に必ず、なんでもいいから合図を出すといいよ』と教えてもらってからは(声をかけることで注目させることと、ひとに期待するというこころを育てるため必ず好きな遊びや楽しいこととセットで行うようにアドバイスされました。

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