入園した幼稚園がオムツ禁止?失敗続きのトイレトレーニング、お漏らしを繰り返す娘に焦るも先生は…
娘が幼稚園に通うころ、苦戦したのは…
広汎性発達障害の娘は、4月から小学5年生。
苦手なことはまだ多くありますが、頼れるお姉ちゃんで、今では私のサポートをしてくれる頼もしい存在になりました。
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しかし、そんな娘が長く苦労したことがありました。
それは…トイレトレーニング。
3歳、トイレトレーニングは失敗続き。
娘が本格的にトイレトレーニングを始めたのは、3歳になったばかりのころ。入園した幼稚園がオムツ禁止だったため、そこから強制的なパンツ生活になりました。
当時の娘は、言葉でのコミュニケーションがほとんど取れない状態。幼稚園に迷惑をかけてしまうことは、目に見えていました。
実際始まった幼稚園生活で、娘は何度も何度もお漏らしをし、帰るときはいつも大量の着替え…。
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娘は、トイレの事前報告どころか、事後報告もできず、パンツが濡れた状態でもまったく気にならないようで、漏らしたまま遊び続けていました。
お漏らしのたびに、先生に着替えさせてもらっていることを想像すると、私はいつも申し訳なくなっていました。
このままでは、先生に悪い…家でもちゃんとトイレトレーニング頑張らなければ!と思いました。
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まったく進まないトイレトレーニングに、幼稚園の先生は…
しかし、言葉が通じない娘相手のトイレトレーニングは全くうまくいかず、いろんな人からアドバイスしてもらった方法も、娘にはことごとく効果なし…。
私はトイレトレーニングに常に頭を抱えていました。
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クラスの子から、漏らしていることをからかわれたりする姿も見かけました。娘は言葉が分からないのでニコニコしていましたが、私はその様子を見てかなしい気持ちになっていました。
園のお迎え時も、先生から大量の着替えを受け取るたび、こんなに頑張っているのに…またこんなに漏らしたのか…と思ってしまい、落ち込んでいました。
先生にも申し訳なく、毎回、
「迷惑をかけてすみません…ごめんなさい…」と言っていました。
しかし、担任の先生はいつも笑顔でした。
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正直、トイレトレーニングに疲れていた私。
その言葉で、肩の荷が降りた気がしました。
温かく見守ってくれた先生。
その後、トイレトレーニングが終わったのは、4歳2ヶ月(年中さん)のとき。実に1年以上も幼稚園に迷惑をかけ続けましたが、先生はその間、トイレを失敗してしまった娘を一切責めず、私にプレッシャーを一度も与えることなく、対応してくれました。
トイレトレーニングが無事完了したときは、自分のことのように喜んでくれたことを今でも覚えています。
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今だから言えることですが、子どもの『できる』にはタイミングがあり、親がどんなに頑張っても、どうしてもうまくいかないときもあります。
同じクラスの子はほとんどみんな自分でトイレに行けている中で不安も感じましたが、先生は私が焦らないように何も言わず、娘のタイミングを待ってくれていたのだと感じます。
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初めてで、何もかも不安な幼稚園生活。親もひっくるめてみてくれる先生で、心から安心できました。娘のトイレトレーニングが、無事終わったのも、幼稚園の協力が不可欠でした。
今でも、幼稚園の先生には感謝しています。