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児童精神科を描いた人気漫画、ASDの人への支援、幼児への支援方法、発達障害の中高生の進路など注目の新刊4冊をご紹介!

LITALICO発達ナビ

あなたの凸凹にハマる生き方が必ずあるーー『リエゾンーこどものこころ診療所ー』


『モーニング』で連載され、累計30万部を突破した児童精神科医を描いた医療漫画の新機軸!
日本で『発達障害』と診断されている人はおよそ48万人。子どもの10人に1人は何らかの発達特性や障害があると言われています。児童精神科医・佐山と、そこにやってきた、自らも発達障害がある研修医・志保は、人知れず学校や家庭でトラブルを抱え、孤独や苦痛に耐えながら生きる人たちと向き合っていきます。

児童精神科医 三木崇弘先生による監修も入っており、『発達障害』『虐待』『ネグレクト(育児放棄)』など、重いテーマをリアルに描く半面、志保の発達障害特有のおっちょこちょいさがありながらも明るく奮闘していく姿や、同じく発達障害のある佐山先生、クリニックの仲間たちなどと繰り広げるどこかゆるさのあるほほえましい会話にはクスリと笑ってしまいます。

NHK、共同通信、文春オンライン、ママリなど各メディアでも話題沸騰中の児童精神科医の物語。発達障害の当事者、当事者家族だけではなく、幅広い方に読んでいただきたい一冊です。

当事者の不安を解消する「7つ道具」を紹介『応用行動分析に基づくASD(自閉スペクトラム症)の人のコミュニケーション支援 当事者の不安を解消する「7つ道具」とアセスメント 』


ASD(自閉スペクトラム症)の標準的な支援法(合理的配慮)を体系化して、初心者にもわかりやすくまとめたASDの人をより理解できる方法を解説。
応用行動分析に基づく『環境調整』『見える化』がすぐに実践できる道具と個性に合わせた効果的な支援のためのアセスメント法が満載です!

第一章ではASDについての基礎知識や支援のポイント、第二章では理解、意思表示、動機づけと社会性と段階別に支援を行う『ABCモデル』と、問題点を解消する『7つ道具』の紹介、第三章では実際にその『7つ道具』でさまざまな問題点を見える化し、ASDの人の不安の解消方法の提案をしていきます。


ASDのある子どもたちとのコミュニケーションを円滑にする道具がイラストなどを使いわかりやすく説明されており、療育や支援のシーンでも役立つ情報がたくさん載った一冊です。

豊富な解決事例で学べる!『保育者ができる 気になる行動を示す幼児への支援 応用行動分析学に基づく実践ガイドブック』


応用行動分析学を専門とする著者2人がこれまで保育者に対して行ってきた助言、アドバイスの成果をまとめた本になります。専門家がどのような視点で子どもの行動を理解し、支援のアイデアを出しているのかが分かり、保育の質の向上に繋がります。

子どもの行動を分析する方法『ABC分析』を活用し、子どもとの関わりのヒントの見つけ、学ぶことができます。
『登園時に泣いてしまう』『遊びに消極的』『友だちの玩具を取ってしまう』など、園児の行動の疑問を解決する過程と、実際に解決に導いた支援支援の事例なども多数記載されています。

応用分析学の理論についての大切なポイントも分かりやすく説明されているので、理論を学ぶことで実際の保育場面での園児への支援にも応用することができます。
保育者はもちろん、これから保育者をめざす学生の方々や特別支援教育を学ぶ学生の方々にも読んで頂きたい一冊です。

本人と家族が自立していける社会へーー『発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性』


障害を家族が背負う社会から、できるだけ大勢の人の多様な支援と伴走により、本人と家族が自立していける社会へ…明蓬館高等学校校長兼SNEC(すねっく、スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)総合センター長の日野公三さんが教育の最前線の現場から提言します。


前半では障害に対する教師の過剰反応、障害のカミングアウト、二次障害や三次障害、感覚過敏問題など、障害を持つ子どもを取り巻く教育の現状やその問題点、不登校問題などの問題提起や配慮の仕方などの説明、後半はインターネットを活用した授業やeラーニングでの勉強の利点、SNECの開設や発達の課題を持つ人に高校の選択肢についてが記されています。

実際に起こっている問題を例に出し、どのような支援を行えばいいのか、教育環境を提供すればいいのか、「学びにくい」お子さんにどんな選択肢があるのか分かりやすく紹介。支援教育のしくみに関しても説明されているので、お子さんの進路に悩む保護者、教育に関わる方におすすめの一冊です。

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