子育て情報『いじめは発達障害のせいだけじゃない?小学校時代に感じた家族への違和感。うちって、もしかして「変な家」?』

2021年8月22日 14:15

いじめは発達障害のせいだけじゃない?小学校時代に感じた家族への違和感。うちって、もしかして「変な家」?

の言葉を鵜呑みにした私は、それこそ命がけで登校しつづけ、皆勤賞で小学校を卒業しました。


クラスメートが遊びに来ないわが家

よく思い出してみると、私にはクラスメートがわいわいと家に遊びに来た記憶がありません。

クラスメートが私の家を訪れなかったのは、私がスクールカースト最底辺のいじめられっ子だったという理由だけではないかもしれません。大人になってからだんだんに知ったところによると、私の家はいわゆる「近所で有名な、ちょっと変な家」だったのです。

まだ周囲のほとんどの母親世代が専業主婦かパートタイマーだった1980年代後半に、母は都内の職場で正職員として働いていて、いつも華やかに化粧して通勤していました。家は父の収入だけでも十分に食っていけるほど裕福で、私が小学校に入るころには、周囲から見上げるような大きな輸入住宅が建ちました。

こうしたことだけでも周囲から浮いていたと思うのですが、わが家には父方の祖母という困り者がいました。

祖母は退屈すると周囲に加害して楽しむ悪い癖がありました。
訴え出られれば刑事事件になりかねないこともやっていたようですし、加害の対象は私たち孫にも及んだのです。

たとえば、ご近所さんが大切に育てている菊の花を見ごろになると大量に刈って盗んでくる。毎年です。

この事実は、祖母が老人保健施設に入所したあと、被害者の方が震えながら話してくれたことで何十年越しに発覚しました。確かに幼い頃からの記憶をたどれば、祖母は秋になるとどこかから大量に菊の花を抱えて帰ってきていました、楽しそうな顔をして… 被害者の方が耐え忍んできた怒り苦しみや、それは立派な器物損壊や窃盗ではないかということを思うに、こちらも震えました。

たとえば、悪くなった食べ物や害になるものをわざと家族に食べさせ、食べた家族が苦しむ顛末を見届けて楽しむ。母は梅酒を梅ジュースと偽って飲まされ、急性アルコール中毒。兄は悪くなったハムを食べさせられて下痢、私はわざと不潔に管理した牡蠣を食べさせられて嘔吐下痢。
父だけは何度やられても丈夫さで跳ね返していますが…。

伯父に来た見合い話がせっかくまとまりそうになったのを、「こんなドン百姓に息子をやれるか、オラは家族だ!」と叫んで破談にする。近所のスーパーの店員に難癖をつけて騒ぐ。

古いほうの家をきちんと管理せず、草はぼうぼう、壁や屋根は剥げ放題、庭にはいろいろなガラクタが散乱しているので、同じ敷地内にゴミ屋敷と立派なお屋敷が混在したようになり、ちょっと異様な雰囲気を醸し出していました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.