子育て情報『「ポイント手帳」を使い続けて12年。苦手が多かった長男の「できた!」を増やし自主性を育んだ、わが家の工夫』

2021年10月7日 08:30

「ポイント手帳」を使い続けて12年。苦手が多かった長男の「できた!」を増やし自主性を育んだ、わが家の工夫


続けてよかった!「ポイント手帳」

「ポイント手帳」を使い続けて12年。苦手が多かった長男の「できた!」を増やし自主性を育んだ、わが家の工夫の画像

Upload By 楽々かあさん

こんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。

うちでは「ポイント手帳」と独自に呼んでいる手帳を作って、毎年子ども3人にそれぞれ渡し、子育てに積極活用してきました。一番長く使っている長男(高1)の使用歴はかれこれ12年ほど。これは、私が「発達障害」という言葉を知る以前の、長男が幼稚園時代から続けている子育ての工夫です。当時の長男は、苦手なことやできないことが多くて、自信をなくしがちでした。そこで彼が、苦手なことに少しでも挑戦できたり、誰かのために我慢できたりしたことや、毎日の当たり前のように思える小さながんばりに対しても、ごほうびやお小遣いと交換できるポイントシステムを導入したのです。


子どもの望ましい行動に対して、ポイントやシールを与える方法は「トークン・エコノミー」といって、発達障害のある子の子育てに有効な方法のようですが、うちではグレーゾーンの次男や長女にも、すっかり定着しています。また、発達障害のある子に限らず、一般の子育てや、大人のモチベーションUPの方法として活用している方もいるようです。

この12年間、「ポイント手帳」は、子どもたちの「できた!」を少しずつ増やしてくれ、また、私も子育ての場面で何かと助けられてきたので、今では「続けてよかった」と実感しています。

では、具体的に、うちの「ポイント手帳」のシステムを、詳しく紹介したいと思います。


うちの「ポイント手帳」のシステムとは…?

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うちでは、子ども3人にそれぞれ、スケジュール・ダイアリー形式の手帳を毎年用意し、「ポイント手帳」として使っています。そして、子どもの成長に合わせて、その機能と役割も進化していきました。

小さなころは、好きなキャラクターやごほうびシールを貼って、欲しいものと物々交換。

「シールが〇枚たまったら、〇〇ジャーの食玩ミニプラ」「シール〇枚につき、ガチャ1回」などと、交換枚数を決めていました。また、行きたい場所や食べたいもの(外食)などとの交換条件をその都度設定して書き込んでいたので、子どもとの「お約束ノート」としての役割も。

小学生のころは、「1ポイント=〇円」と、レートを設定して、歩合制のお小遣いに換算。

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