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目が合わない、クレーン、癇癪。1歳半の息子は「もしかして発達障害?」。療育や診断へ背中を押してくれたママ友の涙

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わが子は自閉スペクトラム症なのかもしれないと自問自答する日々

目が合わない、クレーン、癇癪。1歳半の息子は「もしかして発達障害?」。療育や診断へ背中を押してくれたママ友の涙

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わが子には発達障害があるのかもしれないと悩んでいた期間に、発達障害への疑いが実感へと近づいたきっかけは、ある知人2人の反応と言葉があったからです。今回はそのうちの一人「ママ友」との忘れられない出来事を描きたいと思います。

Pには3歳上に兄がいます。兄が幼いころはその兄の友達とママ友たちの何人かで集まって遊ぶ機会がよくありました。勿論Pもその場に一緒に連れて行くのですが、Pが1歳半を過ぎたあたりから「Pの様子を見てほかのママさんたちはどう思っているんだろう?」と私は少し気にするようになりました。そのため、誰かに疑問に思われる前に自分からPの発達の心配事を話すようしていました。

でも私がPの発達の遅れを周りに相談しても、大体の人は「大丈夫だよ」「男の子は言葉が遅いっていうし」「うちの子だって同じような感じだったよ」と返してくれます。きっと「どう返したら良いのか分からない」「思ったことをハッキリ言ってしまうと失礼になるかもしれない」など、配慮や励ましの意味もあったのかもしれません。
でも私はそんな言葉を聞いても「そうだよね、心配しすぎだよね!」とは心から思えずにいました。

目が合わない、クレーン、癇癪。1歳半の息子は「もしかして発達障害?」。療育や診断へ背中を押してくれたママ友の涙

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ママ友たちの励ましを素直に聞き入れられなかった私


そんなモヤモヤした気持ちを抱えていたある日、ある一人のママさんと私の二人でじっくり話しをする機会がありました。その人は自治体が行う乳幼児健診などに関わる仕事をしていて、これまでも数多くの子どもたちを見て来た経験がある人でした。私はそんなママさんに、今Pの発達に悩んでいて私自身はこの子に発達障害があるかもしれないと思っていることと、療育を始めようと思っていることなどを深刻な雰囲気ではなく軽い気持ちで話してみました。すると、そのママさんから予想もしない驚きの反応が返ってきたのです。

ママさんは私の話を聞きながら、何も言わずにポロポロと涙を流し始めたのです!私は突然の涙に驚きました。同時になんだか私も泣きそうになってしまい、必死で涙を堪えていました。ママさんは私の話を聞いたあとに、泣きながらこのように話をしてくれました。
「私は医師ではないからその話を聞いて発達障害についての断定や診断はできないけれど、でもみんちゃんがPくんの発達について悩んで、いろいろと考えている話を聞けて良かった。療育は早ければ早いほど良いと思うよ!頑張ってね!」と。

私はそのときに「あぁやっぱり発達障害の知識がある人がPを見ると、何かあると分かるくらいにPはほかの子とは違うんだ。それも思わず涙を流すほどってことはやっぱりPには発達障害があるんだろうな…」と思いました。

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ママ友が流した涙を重く感じた私は…


私はママ友が流した涙がずっと頭から離れず、ママ友の涙の理由を考えれば考えるほど深いため息がでる日々が続きました。でもその涙があったからこそ「うちの子は大丈夫だ」と安易に考えずに済み、やっぱりPには発達障害があるかもしれないとより強く考えるようになりました。

Pの発育をほかの人から客観的に見てもらったことによって、発達障害を受け止める心構えや、療育や診断へと進むための背中を押してもらえるきっかけの一つにもなったので、今ではその涙に感謝をしています。

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そして、同じ時期にもう一人「もしかして発達障害?」と思っていた私の背中を押してくれた人がいます。
その話は別の機会に描けたらと思います。

執筆/みん

(監修:三木先生より)
とても素敵なママ友ですね。そしてそれまでの間、みんさんがほかのママ友からの励ましの声を素直に受け止められずモヤモヤしていた時期があったからこそ、そのタイミングでの涙の理由を考えられたのかもしれませんね。

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