スイミング、塾、ピアノも挫折…!ASDの私の「できないこと克服系」習いごと失敗記――子ども時代を振り返って思う何より大事なコト
こうした、繊細な条件に合う習いごとや課外活動だけをさせるのは遠回りのように見えます。甘やかしのようにも感じられるかもしれませんが、本人に大きな負担をかけずに楽しく続けられるものを選ぶことが、結局は近道のように思えます。
文/宇樹義子
(監修・鈴木先生より)
いろいろな習いごとで向き不向きはありますが、指導者との相性も重要になります。「できないことを克服」できたのも理解のある指導者が優しく丁寧に教えてくれたからだと推察します。
また、バランスが悪く、運動嫌いで、不器用なお子さんは発達性協調運動症の並存が考えられます。以前にもお話ししたように、リハビリでは作業療法士(OT)が行っている感覚統合訓練が効果的です。算数が苦手なお子さんは特異的学習症の計算障がいの可能性もありますので専門家と相談して対処するのがいいでしょう。将来的には電卓ができればいいと思います。
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