には発達障害があって…」と話をしたので驚きました。

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同じ集合住宅に住んでいるため、A君が朝夕と泣いたり叫んだりする声がよく聞こえていました。今までは「何かツラいことがあるのかな?」と思っていたのですが、その話を聞いて「あぁ、うちと同じなのだ」と納得しました。
そして、A君は教育相談所(※)に通い出してサポートを受けはじめたという話も教えてくれました。
※教育にかかわる相談ができる行政機関。地域によっては教育センター、家庭支援センター、こども支援センターなどと名称が異なります。
「うちと同じか〜」と知り、戦友のように感じました。
そのころ私もまだ発達障害について勉強しはじめたころでした。息子の特性さえもよく分かっていなかったのでA君のことも「意地悪でイライラしている子!」と決めつけず、コンディションが悪いときは、今までのように距離を置いて外遊びをするようにしました。

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これがきっかけになり、A君のママとは発達障害について話すようになりました。あるとき、A君のママが「ペアレント・トレーニングを受けていて、週に2回ほどA君と二人きりで15分程度外遊びをするスペシャルタイムづくりをしているよ」と教えてくれました。
スペシャルタイムは親子二人きりで子どもの自己肯定感を育む特別な時間なので、A君親子の邪魔をしないように私と息子は家の中で過ごすことにしました。
A君の家庭が持つ子育ての困難さが見えずにいたときは、子ども同士のケンカで私も腹を立ててしまいましたが、「今こんな支援を受けているの」「今こんな状態なの」と教えてもらったことで付き合いやすくなりました。私から「わが家の息子も教育相談所でこんなことしてるよ」なども話しました。「うちとサポートが違ったりするんだな~」なんて思ったりして、情報交換になりました。

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その後、その集合住宅にはわが家を入れて、なんらかの障害がある子どもがいる家庭が4家族住んでいることが分かりました。障害がある子どもの親同士ランチをしたり、4家族でバーベキューをしたりもしました。
子どものケンカがきっかけで親同士がいがみ合って終わるのではなく、各家庭の子どもの特性の話なんかもできるようになっていったことが、本当によかったな〜と思うのでした。
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