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セリフ完コピ、雑学マシンガントーク…「正直うっとうしい!」ASD息子、叱ってくれる友達への感謝

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異常な記憶力と、マシンガントーク…!きっとこれは「壁打ち練習」なんだ


わが家の長男タケルは、子どものころから話し始めたら止まらない子。喋り始めたのは生後10ヶ月ぐらいで特に気になることもなかったのですが、3歳を過ぎたあたりから特徴的な喋り方をするようになっていました。

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Upload By 寺島ヒロ

このころ、もうかなり長い台詞を喋るようになってきていました。もちろん、これはほんの序章に過ぎなかったのです…。

ゲーム漬けの日々


5歳のころ、スーパーファミコンのアクションゲームにはまったタケル。朝から晩までゲーム漬けになりました。

ゲームをする時間の長さはそれほどでもないのですが、まず起きたらそのゲームのキャラクターの絵本を読み、幼稚園ではゲームのごっこ遊びをして、家に帰ってくると折り紙でゲームのキャラクターをつくり…。それだけでは終わらずに、ごはんのあとにちょっとゲームをやると、ゲームの音楽を歌いながら眠りにつきます。


わたし自身、結構なオタクなので「ハマってるなあ、すごく好きなんだねえ」と思うだけでしたが、ともかく朝から晩まで、口を開けばゲームの話ばかりで閉口してしまいました。

YouTubeにハマる!そして...


小学生になるとYouTubeなどで動画を見るようになりました。

これも見ている番組や時間は限られているのですが、見ていないときは動画の内容を繰り返して喋っています。こちらから別の話を振ると会話しますが、その話が終わるとまた動画の話を再開するのです。

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すごい記憶力だ…!だが...


見たYouTube番組の話をしてくるのは、今も変わりません。最近は数学チャンネルをよく見ているらしく、「問題を出して良いかい?」とニヤニヤしながらやってきます。大体私では問題は解けませんが、解説まで完璧に教えてくれます。

タケルは覚えたことを、親にアウトプットしてみせることで、記憶を強化しているのでしょう。
壁打ち練習みたいなものなのかもしれません。問題は、その「壁打ち」がいつでもどこでも始まるということです。

問題点はお喋りをやめられないこと


とにかく、タケルの話はワンセンテンスが長い!そして一度遮られても続きをしゃべる仕様です。忙しいときは本当にうっとうしい!

親の私でもそう思うのですから、ほかの周りの人たちも同じように思っているはず…。

実際、友達数人とボイスチャットをしていたとき、会話の流れに構わず、YouTubeで仕入れた知識をべらべらと長尺で喋ってしまい、友達に「ご講義はいいから!」と突っ込まれていたのを聞いたこともあります。

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しかし、そんな息子のおしゃべりを聞いて、黙って離れていくのではなく、ちゃんと叱ってくれるお友達がいるのはありがたいことです。

次第に友達への「講義」の頻度が下がることを期待しつつ(笑)家での「壁打ち」にはなるべく付き合ってあげようと思っています。

執筆/寺島ヒロ

(監修:井上先生より)

とてもユニークで頭の良いお子さんだと思います。
寺島さんが書かれているように、お友達の注意の仕方もユーモアがあって本人も受け入れやすいのではないでしょうか。自分の知識をしゃべりすぎてしまうことは、同じ趣味のお友達ができると欠点から長所に変わるかもしれません。お子さまにはぜひ研究者の道を歩んでいただければと思います。

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