2022年7月21日 14:15
週1だから耐えられた!?3歳で通ったスパルタ療育。少々強引な先生に伝えたかったこと、そして得られた「ある勇気」とは
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大変だけどメリットもあり?療育園での実りある活動たち
『遊具を見て固まったりギャン泣きしたりするコウを小脇に抱える日々。しまいには、パニックを避けるために公園が目に入らないよう遠回りで迂回したり、遊具施設のあるスーパーや児童館を避けたりするようにもなるのであった…』
という未来予想図が見えてきた私の必死な(しかしコウにはそれを隠してジワジワ進めた)”遊具で遊ぼうトレーニング”の甲斐あってか、それとも療育園でのスパルタ修行のおかげか、あるいはその両方が効いたのか…コウは次第に遊具で遊べるようになり、卒園するころには笑顔で楽しめるまでになりました。
と、ここまでのエピソードを聞くと「療育園に行くメリットはあまりなかったのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はメリットもたくさんあった1年間だったと思います。
まず、コウと一緒に遊びに参加したり、集団の中で過ごす彼を見たりしたことで、保育園での参観日や発表会では見られない、よりリアルなコウの課題や変化が見られました。
それにより、「目を合わせる」「人とのコミュニケーションを介して要求を叶える」「集団と同じ行動をする」「スケジュール通りに活動する(切り替えする)」などの、「コウが自然には行わず興味を示さない行動の数々」に対して促していく必要性を知りました。
予告されたスケジュールに従い進行していく集団行動や、指先を使った微細運動、全身を使った粗大運動など、療育園で行われるさまざまな活動は当時のコウにとって必要なものだったと思います。
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また、療育園で取り組んだことは、保育園での活動の予行演習にもなっていました。初めてのことが苦手なコウにとって、保護者や支援者のサポートを受けながら時間をかけて工作やお遊戯に取り組めたことは助けになっただろうと思います。
「コウ君、すごく上手にできてましたよ!」と先生が伝えてくださった工作やお遊戯のエピソードは、先に療育園で体験したことのあるものがほとんどでした。きっと、コウにとって安心や自信につながっただろうと思います。
あのとき「こうだったらな」と思うことがあるとすれば…
今振り返ると、コウが通っていた療育園の先生(支援者)の方々は、コウにとっては強引さが目立つ指導も多かった気がします。そのように接し方については一部疑問が残る一方、取り組んでいる内容自体は理にかなっており、コウにとって必要なものがたくさんあったと思います。