子育て情報『わが子の障害、カミングアウト問題。沈黙される?噂される?周囲の反応が怖かった私の場合』

2022年8月15日 06:15

わが子の障害、カミングアウト問題。沈黙される?噂される?周囲の反応が怖かった私の場合


子どもにダウン症があること、どう伝えたらいいの!?

以前コラムで、産後、無事に子どもが生まれたという出産報告をSNS上でしたあとに、きいちゃんにダウン症があることが判明し、どう周囲に赤ちゃんに障害があることを伝えたらいいのか(そもそも伝えるべきなのか)悩みに悩んだということを書きました。

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気がかりだった、ダウン症カミングアウトの周囲の反応

一番気がかりだったのが、子どもに障害があることをカミングアウトしたあとの周囲の反応です。

私でさえも(というか、産んだ私本人だからですが)告知を受けたとき、カナヅチで頭を殴られたようなショックを受けたので、それを聞いた周囲の反応も少なからずビックリしてショックを受けるのではないかと思いました。そして何より怖かったのは、それを聞いた人から発せられるであろう「言葉」です。

もし不用意に子どもに障害があることに対して差別的な発言をされたら…?まだその当時、完全に子どもに障害があることを受け入れられていなかった私は、傷ついてしまい、とても耐えられないと思いました。当時、一番初めに子どもに障害があることを伝えたのは当然ながら家族(自分の実父や義両親)です。しかし、その反応は悲しいことに、私にとってとてもつらいものでした。


実父、義両親ともに「どうして障害がある子どもを産んだんだ」「なんで分からなかったんだ」などと責め立てられ、実父にいたっては「うちの家系に障害がある子どもが生まれるはずはない」とまで、言い放ったのです…!(注:ダウン症の殆どは遺伝的なものではなく、確率的なもので、どんな人からも生まれる可能性があります。)

それを聞いた私は、「この子は生まれてきてはいけなかったの…!?」と深く傷つき、まるで世界の中できいちゃんと私だけがポツンと取り残されたような気持ちになりました。

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そういうことが、実の家族の間でさえもあったので、余計に周囲にカミングアウトするのが怖くなったのです。(注:今は実父と義両親ともにきいちゃんにメロメロです(苦笑)。障害があろうとなかろうとも、子どもの可愛さは祖父母の中にあった偏見も溶かしてしまったようです。)

ただ、パパだけが、きいちゃんが生まれてから今までずっと一貫して、きいちゃんが生まれてきてくれたことを喜び、「きいちゃんに障害があっても生まれてきてくれてよかったし、本当に幸せ」

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