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グレーゾーンの息子、「集中がもたない」「誰にでも話しかけちゃう」。ママ友に悩みをうち明けたらうらやましがられて…!?

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私が気になるしのくんの行動


しのくんは現在4歳の、発達障害グレーゾーンの男の子です。

今回は、ある日公園で出会ったママとの会話がきっかけで定型発達かそうでないのかの境界線が難しく、「グレーゾーン」について考えさせられたお話です。

2歳まで意味のある発語がなく、集団行動が苦手だったしのくん。そんなしのくんも4歳になって、ある程度しゃべることができるようになり、集団行動も少しずつですが慣れてきました。

そうすると、次に気になるところが二つでてきました。

一つ目は、「集中力は1時間が限界」。
集中力はもって1時間が限界で、それを過ぎると言うことを聞いてくれなくなる。

二つ目は、「人見知りがなく誰にでも話しかける」です。

例えば、水族館に行くと隣の知らない人に声をかけたり、公園では誰彼構わず「おはよー」「それ何ー?」などと声をかけに行きます。

グレーゾーンの息子、「集中がもたない」「誰にでも話しかけちゃう」。ママ友に悩みをうち明けたらうらやましがられて…!?

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この二つの行動に困っていました…。そして私は、これはきっとしのくんがグレーゾーンだからだと思っていたのです。

公園で出会ったママとの会話


ある日家の近くの公園で、しのくんと年齢の近い女の子のママと出会いました。

そのママとの会話が弾み、しのくんが療育へ通っていることなどを話し、最近悩んでいた「集中力は1時間が限界」のことや、「人見知りがなく誰にでも話かける」ことを打ち明けました。

すると…

グレーゾーンの息子、「集中がもたない」「誰にでも話しかけちゃう」。ママ友に悩みをうち明けたらうらやましがられて…!?

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そのママから、「うちもそうです」とか「うらやましい」など、思いがけない返事が返ってきたのです。私はとても驚きました!

グレーゾーンとは?

グレーゾーンの息子、「集中がもたない」「誰にでも話しかけちゃう」。ママ友に悩みをうち明けたらうらやましがられて…!?

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公園で出会ったママとしゃべって、「グレーゾーンとは?」という疑問だけが残りました。

白黒はっきりしてないからグレーゾーンなんでしょうね。
できるちゃあできるし、できないっちゃあできない…

ほかにもこんなことがありました。

ルールを守ってお友達と遊ぶことができない?


しのくんはお友達と遊ぶときに、「かくれんぼ」と「だるまさんが転んだ」はできるのに、「鬼ごっこ」はできません。しのくんがお友達と鬼ごっこをしているとき、ずっとしのくん自ら鬼をやっているところを見かけました。

どうしてできる遊びとできない遊びがあるんだろう? ルールを理解するのに時間がかかるんだろうか?だとしたら、家で練習した方がいいのかな?と思っています。

できることが少しずつ増えている一方で、いろいろと考え込んでしまうこともある…私のグレーゾーンならではの悩みについてでした。

執筆/keiko

(監修:井上先生より)
グレーゾーンについていろいろと考えさせられたお話ですね。4歳で1時間の集中はすごいと思いますし、人見知りせず話しかけることができるのも見方を変えればプラスの特性といえるかもしれません。ほかの子どもと違った点があっても、それが強みや個性として活かせる環境であれば、成功体験をたくさん積むことができます。
変わった行動は確かに気になりますが、その中には思わぬお宝が隠れています。きっと、その特性のよいところを見出してあげられるようになると思います。

「鬼ごっこ」ができないのではなく、鬼役が好きという子どももいます。原因をさまざまな角度から謎解きしていくと少しずつ理解が深まっていくと思います。

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