自閉症息子、特別支援学校へ!就学準備は提出書類も多くて大変だったけど…意外だった入学準備リストと心強かった存在
入学前は特別支援学校との連携準備
自閉スペクトラム症と知的障害のあるほぺろうは、今年の春から新一年生として特別支援学校に入学しました。今回は、進学先決定から現在に至るまでに知った、特別支援学校の活動内容をご紹介させていただきます。
進路を決める教育委員会との面談後、12~1月ごろに子どもの進学先が正式に決定したことを通知する就学通知書が届きます。ホッとしたのも束の間、ここからが特別支援学校にお世話になるための準備本番です。
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通常学級への進学との違いは、提出書類の圧倒的な多さ。2月に入ったころ、わが家にもズッシリとした分厚い封筒が届きました。生徒の支援計画にまつわるフェイスシート・病院や投薬情報・損害保険の加入などなどなど…。
わが子に妨害されながらこれらを記入するのは至難の業ですが、特別支援学校はそれだけ責任を持って支援してくださるということなので、学校側にお子さんのことが伝わるように頑張りましょう!(入学式のときに提出書類がほとんどですが、中には提出期限が早いものもあるので要注意)
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特別支援学校入学時の持ち物
学用品準備リストを見てまず驚いたのが、教科書・えんぴつ等のいわゆる勉強道具が記載されていなかったことでした。
文房具はハサミとクレヨンを用意した程度。
ほぺろうが通う特別支援学校は通学カバンの指定はありません。ランドセルでもリュックでも教材が入る大きさであればOK。お子さんによっては、感覚過敏があるため新調するより使い慣れているカバンを選ぶというご家庭もあると思います。ほぺろうはすぐカバンを壊す可能性が高いので、高級なものはもう少し大きくなってから…と割り切って、入学時は背負いやすいリュックにしました。
また、学用品購入に関しては就学奨励費(※)という制度があるので、領収証の保管は忘れずに!
(※)認定については所得に基づく区分があるほか、自治体によって対象となる内容も異なります
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特別支援学校の学習内容
ほぺろうが通う特別支援学校のクラス編成はおおよそ3~4人程度の少人数制。先生は特別支援の知識を持ったスペシャリストです。特別支援学校低学年の学習の基本は身辺自立などの生活訓練。
登校時は学校の玄関先で先生たちがお出迎えしてくれて、靴を下駄箱にしまう…というところからすでに授業は始まっています。
教室に入ってからの課題は、一人ひとりに合わせたものを用意してくれています。手先の運動を促す課題をする子どももいれば、学習ドリルで勉強する子どもも。
特別支援学校内では日常的に視覚支援があふれていて、絵カード・図示・手話などを用いて生徒に伝えてくれます。視覚以外の感覚が得意な子どもに向けても、個人に合った伝わりやすい方法を模索してくれます。
年齢が上がると、異性との接し方を学んだり、高等部のある特別支援学校であれば職業訓練が実施されます。
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特別支援学校はどんな子どもたちがいる?
私のパッと見の印象では本当にいろんな子どもがいると感じました。知的障害がなさそうな子どももいれば、身体不自由の子どももいるし、診断名もみんなさまざまです。
ほぺろうの学校の一年生は、喋れる子ども・喋れない子どもの割合は半々くらい。ちなみにほぺろうは喋れない派です。
特別支援学校の生徒さんは同じ年齢でも発達に個人差がありますし、この先、急に成長する可能性もあります。手続きは必要ですが、お子さんの成長度合いに合わせて特別支援学級などへ転校することも可能だそうです。
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就学準備にあたり心強かった存在
特別支援学校は通常学級と比べて情報の少ない就学準備になるかと思います。ネット上にはさまざまな情報があふれていても、学校のことは地域それぞれの方針や相性が違ってくるので、実際に進路を選ぼうとしてもネット情報だけでは不安が拭えません。
不安になっていた私を救ってくれたのが、地域の先輩ママさんの存在。私の場合、地元で同じ境遇の方にお会いしたことがなかったので、お世話になっている療育先に相談して紹介していただきました。
学校の話だけでなく、送迎、放課後等デイサービス、病院など…地域の情報を共有させてもらえるのは本当にありがたい!
こういう繋がりを、これから就学準備をする方に私も受け継いでいけたらいいなと思っています。
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執筆/ぼさ子
(監修:初川先生より)
就学先が決まってからの就学準備の詳細のレポートをありがとうございます。とても細やかなので私自身勉強になりましたし、特別支援学校に就学予定のお子さんを持つ保護者の方には大変参考になったのではと思います。ぼさ子さんが書かれているように、学校の方針や雰囲気、在籍されているお子さんの様子などは、その地域・学校の方でしか分からない面があります。そういう意味で、横のつながり・先輩ママさんとのつながりはとても心強いものですね。ぼさ子さんがそうした方々のご助言に助けられたように、ご自身がまた後輩ママさんを助けられたらというその循環、それもまた素敵だなと感じました。
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