2023年5月31日 14:15
平日に学校を離れて学習活動ができる「ラーケーションの日」って?子どもと家族の関係を変える「休み方」ーー愛知県政策企画局企画調整部地方創生課/教育委員会を取材【小児科医コメントも】
プロジェクトチームにおいても、「休み方改革」を国民運動として展開していくべく、全国の先行事例の横展開、国などへの提言を行っていく予定です。
――最後に、LITALICO発達ナビの読者へ、メッセージをお願いします。
教育委員会:「県民の日学校ホリデー」や「ラーケーションの日」が学校に導入されましたら、土日などの混雑を避けながら、一緒に過ごしたり体験的な活動を行ったりして、充実した時間を楽しんでいただきたいと思っています。
取材協力:愛知県政策企画局企画調整部地方創生課、愛知県教育委員会
小児科医にきく「子どもの休息」
この愛知県の取り組みは、これからの日本の「休み方」を見直すきっかけとしてさまざまな分野から注目されています。小児科医の藤井明子先生に「子どもの休息」という観点からのこの取り組みについてコメントをいただきました。
(小児科医:藤井明子先生より)
愛知県『休み方改革』プロジェクトは、子どもだけでなく、子どもを取りまく大人にとっても、「休む」ことを考える良い機会になると思います。休むとは、心と体の休息をとって、リフレッシュすること。せっかくの休みだから充実させなければと、「充実した休みをとる」こともタスクのように捉えては、本末転倒です。
充実した休みをとると気負わなくてもいいのかもしれません。家族と一緒に外に出かけるもよし、好きな読書をするのもよし、美味しいもの食べるのもよし、誰かにこうすべきと強制されるものではありません。休みをとって、学校では得られない学びを深めたい子どもいれば、自然豊かな環境を訪れてゆっくりしたい子どももいると思います。お子さん個人個人の自分にあった休み方を見つけられたらとても良いと思います。また同時に、親御さん自身も、ご自身の心も体も休ませる方法が見つかると良いと思います。
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