子育て情報『発達障害小4息子、サマーキャンプに初参加!いじめ、パニック、涙の途中帰宅…それでも「行ってよかった」と思う理由』

2023年8月3日 06:15

発達障害小4息子、サマーキャンプに初参加!いじめ、パニック、涙の途中帰宅…それでも「行ってよかった」と思う理由

ASDの傾向があり、予定にないことをさせられるのが苦手な私は即座に断りましたが、「お子さんと思い出をつくりましょうよ!みんな待ってますよ!」などと強引に誘われ、しぶしぶ参加したのでした。

なお、ゲームは散々なものでした。わたしのところでゲームが止まる、そしてタケルのところでも止まる。周囲の子どもたちの視線が痛かったです……。

発達障害小4息子、サマーキャンプに初参加!いじめ、パニック、涙の途中帰宅…それでも「行ってよかった」と思う理由の画像

Upload By 寺島ヒロ


嫌な予感は的中…!10分でキャンプ場に到着し驚かれる。

すぐ行きますの言葉通り、10分弱で現地に到着し、硬直したタケルを車に乗せ、嵐のように撤収しました。

車の中で多少は落ち着いたのか、滝のように呪詛の言葉を吐きはじめるタケル……。それで親のほうも何が起こったのかを把握することができました。


スタッフの方々は善意と熱意でいろいろやってくださっているとは思うのですが、こちらのニーズには合っていなかったのです。


うまくいかなかった経験も大切に

子どもにとっては滅多にない機会だけに、楽しい思い出にできなかったのは残念でしたが、親子共にいい経験になりました。

これは嫌味とかではなく、「転び方」を覚えることも必要だと思うからです。

これ以降も何度か「合わないイベント」に参加しては失敗はするのですが、かばってくれたあの女の子のような誰かに助けられたり、ときには限界を超えて倒れたりしながらも乗り越えてきました。その一つひとつが、タケルにとってはかけがえのない、いい経験になっていると思います。

これからもあまり恐れることなく、いろいろなことに飛び込んで経験を積んでいってほしいなと思っています。

執筆/寺島ヒロ

(監修:初川先生)
イベント参加の失敗例についてのシェアをありがとうございます。スタッフの方々の思いも分かりますが、タケルくんには本当にきつかっただろうなぁとお察しします。
初めて会う同世代集団との遊びも、タケルくんからしたら、状況がよく分からないけれどとりあえず飛び込んでみた感じのものだったと思います。そこでトラブルに巻き込まれてしまうと、文脈が取りづらい面があるがゆえに、自分に対する嫌がらせに困惑し、つらかったろうと思います。

スタッフの方々も、善意と熱意で誘って下さるのはありがたいけれど、しかし、特性のあるお子さんからすると、欲しいのは状況の説明(翻訳)であったり、お子さん自身の気持ちを聞いて下さることであったりして、緊張感の高い時間が結果として続いてしまったのかもしれないですね。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.