子育て情報『全日制高校の体験入学でいじめっ子と遭遇…。志望校は変えるべき?不登校だった発達障害息子の進路の悩み【読者体験談】』

2023年11月12日 12:15

全日制高校の体験入学でいじめっ子と遭遇…。志望校は変えるべき?不登校だった発達障害息子の進路の悩み【読者体験談】

わが家は夫が早くに亡くなっているので、経済面で家に負担をかけたくないと思ったのかもしれません。また、息子はルーティンが好きなので、学校へは週5日通うのが当たり前と思っていた……という節もあります。

私はあえて通信制の高校のことは話さず、息子には「目指している高校へ行けるといいね」と応援していました。


息子の志望校の体験入学で不登校の原因となったいじめっ子と遭遇。フラッシュバックが!

そして中学3年生になって、高校の体験入学に参加した息子。ですが帰りの車の中で、「楽しかったけど、あの子(いじめた子)もいたんだよ……」と真っ青になって語り始めました。そして「きっと学力が同じくらいなんだな……。高校でいじめなんて嫌。
知らない子もいじめに加わったりされたら……。せっかく死にたい気持ちがなくなって楽しく過ごせるようになったのに……!」とフラッシュバックを起こしてしまったのです。

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高校にもいじめっ子がいるかもしれないということで、息子は志望校を変えました。私が希望していた通信制で週3日登校する高校です。自分から通信制にすると話してくれた時に、「実は私、その高校があなたに合ってるんじゃないかなって思ってたんだよ」とカミングアウトしました。すると息子は「そうだったんだ!」と笑っていました。


この高校を選んで良かった!自分の信じた道を自信をもって進んでいって

現在、通信制の高校を選んで良かったと二人で話しています。
学校には、同じ発達障害を持つ子どももいてお互いの特性を知って配慮しあったり、趣味が似ているお友達とはとても深い知識を理解し合える素敵な関係を築くことができました。全日制に比べると校則も厳しくなく、登下校の時間も全日制の高校とかぶらず、朝はゆっくり、帰りは早いことで、息子も疲れることなく休まず通えています。

アルバイトも始め、将来やりたい仕事も自分で見つけました。特別支援学級の先生です。そのため息子は今、大学への進学を目指しています。不登校だった時期からは考えられません。

「我が身を抓って人の痛さを知れ」これは、私の恩師が教えてくれた言葉です。
私の学生時代にもやはりいじめがありました。
自分がいじめられたらどんな気持ちになるかという話の時、恩師はこの言葉を使われました。

息子は、発達障害のある子どもがどこにつまづきやすいのか、どんなことが嫌なのか、また、いじめられる子どもの気持ちを身をもって経験してきました。

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